【欧州・海外サッカーニュース】シャルケのトーマス・ライス監督はマインツ戦に向けた記者会見でセンターバックの状況や吉田麻也について話した。
シャルケのトーマス・ライス監督にとって、DF吉田麻也は重要な存在のようだ。負傷明けでも「ベストメンバーをピッチへ送り出さなければいけない」ことを強調した。
現在17位のシャルケは今季残り4試合のリーグ戦でマインツ(8位)、バイエルン・ミュンヘン(1位)、フランクフルト(9位)、RBライプツィヒ(5位)と中位以上のチームと対戦。5日に行われるブンデスリーガ第31節マインツとのアウェーマッチに向けた会見で、ライス監督はセンターバックでの状況について語った。
ライス監督は冒頭でDFモリッツ・イェンツの欠場を認める一方で前節に途中出場し長期離脱から復帰したセップ・ファン・デン・ベルフの先発起用の可能性を示唆。同選手が吉田とマーチン・カミンスキの2人のうちどちらと相性が良いと思うかとの質問を受け、このように返答した。
「セップはどちらにも会っていると思うよ。(昨年10月に)私が就任する前にはマヤとCBでプレーしたこともある。それも一つのオプションだし、カミ(カミンスキ)ともプレーできるだろう。セップが試合に出れて、こういった悩みを与えてくれることを嬉しく思う。3人とも良いフィーリングを与えてくれる」
同監督は続けて、負傷明けだった吉田を前節ブレーメン戦(2-1)で起用したことについて改めて説明している。
「マヤに関しては前節ではこれまでほかの選手と同様にリスクを承知の上で起用した。もちろん『なぜまたケガしたんだ』とか問われることも覚悟しなければならない。我々は大きなリスクを冒さなければいけない。残念ながら、ゆっくり実戦に近づける余裕がまったくない状況だからだ。常にベストメンバーをピッチへ送り出さなければならない。そしてその選手がまた離脱することを覚悟しなければならない」
なお昨夏にシャルケに加入の吉田は先月半ばにトレーニングで左のハムストリングスを痛めるまですべての公式戦に出場。第28節ヘルタ・ベルリン戦、第29節フライブルク戦は欠場を強いられるも復帰したブレーメン戦ではフル出場した。
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