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Wednesday, September 6, 2023

緊急サードクオーターバックルールに関するQ&A - NFL日本公式サイト

NFLの各チームは5月に、緊急時のサードクオーターバック(QB)として49人目の選手を控えさせることを提案する2023年規則案1Aを承認した。レギュラーシーズン、もしくはポストシーズンゲームで緊急時のサードクオーターバックを導入する際の手順は下記の通り。

Q: 緊急サードクオーターバックとは?

A: チームはレギュラーシーズン、もしくはポストシーズンの試合で、正規のクオーターバックを1人、インアクティブ/緊急サードクオーターバックに指定可能。当該選手は90分ミーティング中、もしくはその前に提出されるゲームデーアドミニストレーションレポートに記載されている必要があり、以下の条件が適用される。

緊急サードクオーターバックはチームの53名ロースターに入っていなければならない。昇格した練習生をその選手とすることはできない。チームの先発クオーターバック(QB1)とバックアップクオーターバック(QB2)も、チームの53名ロースターに含まれていなければならない。

緊急サードクオーターバックを1名指定するためには、チームは正規のクオーターバックを2名、47/48名ゲームデーアクティブリストに含めなければならない。

3名以上の正規のクオーターバックが47/48名ゲームデーアクティブリストに含まれる場合、そのチームは緊急サードクオーターバックを指定できない。

Q: 緊急サードクオーターバックが試合に出場できるケースは?

A: 緊急サードクオーターバックはチームの2名のアクティブクオーターバックが失格、もしくは負傷によってプレーできない場合のみ、試合に出場可能。一例として、QB1がプレーできず、QB2がケガの診断中の場合を含む。

Q: 緊急サードクオーターバックが出場した後に、QB1もしくはQB2は試合に復帰可能?

A: 可能。QB1もしくはQB2がケガの診断を終え、復帰許可が出た場合は、いずれも試合に復帰できる。

Q: 他のポジションをプレーする選手を緊急サードクオーターバックに指定することは可能?

A: できない。クオーターバック以外のポジションをプレーする選手を緊急サードクオーターバックに指定することは禁じられている。例えば、このルール下でジャージーナンバー80のタイトエンドを緊急サードクオーターバックに指定することはできない。しかしながら、ゲームデー47/48名アクティブリストに登録されている場合、そういったタイトエンドがクオーターバックをプレーすることは可能(ただし、緊急サードクオーターバックが出場していない場合に限る)。

Q: 緊急サードクオーターバックは試合前のウオームアップに参加可能?

A: 可能。リストに指定された緊急サードクオーターバックは、チームのアクティブ選手と共に、チームの公式なウオームアップピリオドに参加できる。

Q: コーチ陣がQB1もしくはQB2をプレーの不調によって(コーチの判断によって)試合から外した場合、緊急サードクオーターバックはプレー可能?

A: できない。緊急サードクオーターバックはチームがQB1もしくはQB2をベンチに下げたことを理由に出場することはできない。

Q: QB2が備品トラブルなどの、負傷や失格以外の理由でプレーできない場合は?

A: QB1がプレーできず、QB2が備品の問題でゲームを離脱しなければならない場合、緊急サードクオーターバックが出場することはできない。こういった状況になった場合、チームはアクティブリストにいる他の選手をクオーターバックとして起用するか、タイムアウトを取ることが可能。

Q: チームがこの新ルールをクオーターバック育成に利用することは可能?

A: できない。緊急サードクオーターバックルールは選手がゲームで経験を積むための育成ツールを意図していない。

Q: チームが緊急サードクオーターバックを試合に投入する際の手続きは?

A: 試合に出場するためには、緊急サードクオーターバックはレフェリーに申告しなければならない。これはすべてのプレーに求められるものではなく、緊急サードクオーターバックが試合に加わる際、もしくは、再加入する際に必要になる。緊急サードクオーターバックが試合に加わる際にレフェリーへの適切な申告がなかった場合、スポーツマンらしからぬ振る舞いによるペナルティが科される。レフェリーはQB1およびQB2が試合に参加できない状態であることをヘッドコーチと共に確認するものの、レフェリーには負傷や診断の正当性について判断する責任はない。レフェリー、もしくはオフィシエイトクルーのメンバーが、対戦相手のヘッドコーチに緊急サードクオーターバックが出場することを通知し、レフェリーはその旨を公に発表する。

Q: 各クラブは緊急サードクオーターバックに従来とは異なるスタイル(ワイルドキャットフォーメーションなど)でプレーさせることは可能?

A: できない。試合に出場した緊急サードクオーターバックルールはセンターの後方か、ショットガンの位置につき、スナップを受けなければならない。緊急サードクオーターバックが出場した場合、他の選手がスナップを受けてはならない。緊急サードクオーターバックにはクイックキックが許されているものの、パンターの位置につくことや、スペシャルチームでプレーすることはできない。

Q: 上述の手順に違反した場合のペナルティは?

A: 上記の手続きのどの部分であれ、チームが違反した場合は、スポーツマンらしからぬ振る舞いに対するペナルティが科される。

Q: 緊急サードクオーターバックのヘルメットに無線はつく?

A: 各チームはコーチから選手(Coach-to-Player/C2P)のコミュニケーションデバイスを使用するオフェンス選手を3名指定できる。緊急サードクオーターバックを3名のCP2指定に含めるかは、各チームの選択になる。あるチームが緊急サードクオーターバックを3名のCP2指定者の1人に選ばず、緊急サードクオーターバックがゲームに出場しなければならなくなった場合、チームは他の方法(クオーターバックがサイドラインに行く、ハンドサイン、置き換え等)でプレーコールをやり取りしなければならない。

Q: 緊急サードクオーターバックが出場した後に、QB1もしくはQB2が試合に復帰する際の手続きは?

A: QB1もしくはQB2が医療スタッフからプレー復帰の許可を得た場合、その選手はレフェリーに申告することで試合に復帰しなければならない。その際、緊急サードクオーターバックは試合から外され、クオーターバックもしくは他のポジションでプレーを継続することはできない。QB1もしくはQB2が試合復帰時に適切にレフェリーに申告しなかった場合、スポーツマンらしからぬ振る舞いによるペナルティが科される。レフェリーもしくはオフィシエイトクルーのメンバーが相手ヘッドコーチに、QB1もしくはQB2が試合に復帰したこと、ならびに緊急サードクオーターバックが試合から外されたことを通知する。レフェリーはQB1もしくはQB2がゲームに復帰し、緊急サードクオーターバックが試合から外されることを公に発表する。

Q: QB1もしくはQB2が試合に復帰したものの、後に失格もしくは負傷によって継続不可能になった場合、緊急サードクオーターバックは試合に復帰可能?

A: 可能。新たに緊急サードクオーターバックを投入する状況になった場合、緊急サードクオーターバックには試合に復帰する資格がある。

Q: 正規のクオーターバックの定義は?

A: 緊急サードクオーターバックルールに関しては、正規のクオーターバックとはクオーターバックに認められたジャージーナンバーを着用している選手であり、(a)クオーターバックとして認知されていること(例えば、過去のプロもしくはカレッジシーズンで習慣的にこのポジションをプレーしていた、など)、もしくは(b)緊急サードクオーターバックとしてリストに記載されていた週を含め、少なくとも練習のある週で過去3週間連続して、クオーターバックだけでレギュラーシーズンのスナップを重ねていた選手。

【A】

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