クリーブランド・ブラウンズのクオーターバック(QB)デショーン・ワトソンは、もはやNFLの一流、トップクオーターバックとして名前があがらない。運が良ければ、オフシーズンのランキングでちょうどトップ10のすぐ後ろに名前が出るくらいだ。
ワトソン自身、以前のレベルに戻るためには証明しなければならないことがたくさんあると認めている。
現地23日(水)、ワトソンは『The Associated Press(AP通信)』に「2年間もフットボールから遠ざかっていたから、正直、そういうランキングに名前が出るべきじゃない」と語り、こう続けた。
「俺は最近十分にフットボールをしていないから、そもそもランキングに名前が出るわけがない」
「だから、また話題に上るように、フィールドで何ができるのか証明しなければならない」
カンザスシティ・チーフスのパトリック・マホームズ、ニューヨーク・ジェッツのアーロン・ロジャース、バッファロー・ビルズのジョシュ・アレン、ボルティモア・レイブンズのラマー・ジャクソンなどと同じく、トップクオーターバックの話題で常に名前が出ていたワトソンだが、フィールド内外での評判は下がっている。マッサージセッション中の性的不品行の告発が原因で、ワトソンは2021年シーズン全体を失い、2022年には11試合出場停止処分を受けた。
長い休みを経て戻ったワトソンは、2020年にパスヤードでリーグをリードし、3年連続でプロボウルに選出されたクオーターバックとは程遠かった。2022年にワトソンが出場した6試合は、さびついているというだけでは説明がつかない。ワトソンがクオーターバックとしてプレーしているときのクリーブランドのオフェンスは、凍結防止の塩をまくトラックを冬中追いかけていたような、さびついてフェンダーの外れた1986年製ビュイック・エステートワゴンのように見えた。
このオフシーズンでも不調なオフェンスはあまり改善していない。ワトソンがケビン・ステファンスキーのシステムにどれだけフィットするのかという疑問が、ブラウンズのプレシーズンを覆いつつある。
「俺は自分自身で動くタイプだ」とワトソンはコメントし、次のように続けた。「俺ができる最高のデショーン・ワトソンでいたい。他の選手たちにとらわれて、彼らが何をしているのかを気にしてはいられない。このリーグの先発クオーターバックなら、誰もが一流だ」
「これは厳しいビジネスだ。厳しい仕事だし、そのポジションはたった32しかいない。みんな一流だと思っているし、俺はこのチームと自分自身のために最高のデショーン・ワトソンでいなければいけない」
ブラウンズはワトソンが元の調子に戻ると確信して大きな賭けをした。保証額で2億3000万ドル(335億9138万円)という大きな額だ。2023年のシーズンは、その賭けが正しかったのかどうかを証明する大事な年となるだろう。
【KO】
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