【欧州・海外サッカーニュース】ユヴェントスのマッシミリアーノ・アッレグリ監督が、日本時間5日に行われたコッパ・イタリア準決勝ユヴェントス対インテル終了後、試合を振り返った。
コッパ・イタリア準々決勝でラツィオを下し、準決勝へ勝ち進んだユヴェントス。日本時間5日、ファーストレグでシモーネ・インザーギ率いるインテルをホームに迎え、今シーズン3度目のイタリアダービーに臨んだが、注目の一戦は1-1の引き分けに終わった。
ユーヴェ指揮官マッシミリアーノ・アッレグリは試合終了後、記者会見に出席すると、試合終了間際のPKで引き分けに持ち込まれたチームのパフォーマンスを分析した。
「前半は動きが遅かったが、後半からパフォーマンスが良くなり、相手陣内へ押し込む回数が多くなった。勝てるかと思ったが、結果を受け入れなければならない。拮抗した試合だった。分かってはいたが、インテルは強い。インテルはその実力を証明した。勝ちたかっただけに、勝利を収めることができずに残念だ。1カ月後のセカンドレグで再挑戦したい。勝たなければならない一発勝負になるだろう」
キエーザの完全復活は来季までお預け
続いてアッレグリは、65分に途中交代したMFアンヘル・ディ・マリアや、代わってピッチに入ったケガ明けのFWフェデリコ・キエーザに言及した。
「アンヘルはチームにクオリティを与えてくれるが、ときどき彼に頼りすぎてしまうことがある。あの場面では、別のタイプの選手を必要としていたので、彼を交代させた。キエーザが100%の状態に戻るのは、来シーズンまでない。現在は出場時間を徐々に刻んでいくことが復活への道だ。彼のような選手がフィジカル面で困難に向き合うことは、通常のことだと考える」
試合終盤のインテルFWロメル・ルカクによる同点弾のゴールセレブレーションをきっかけに、ルカクのほか、もみ合いになったMFフアン・クアドラードとGKサミル・ハンダノヴィッチが退場処分を命じられる騒動に発展した。アッレグリは両チームが入り乱れたシーンを振り返りつつ、今シーズン終了後に契約切れとなるクアドラードについてコメントした。
「何が起きたのか分からない。PKの後で試合は終わっており、試合中は何も起きていなかったはずだ。クアドラードは素晴らしいゴールを決めてくれた。彼は常に決定力がある。だが現在、将来について話す必要はないうえ、難しい」
なお、ユヴェントススタジアムの観客席には、クラブのレジェンドであるアレッサンドロ・デル・ピエロ氏の姿が見えた。ユーヴェ指揮官は、入閣の可能性も囁かれる元10番について見解を示した。
「彼は並外れた選手だった。ディレクターとしての将来が待っているかもしれないが、その選択は、クラブがするべきことであり、私が決めることではない」
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