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Monday, February 21, 2022

プーチン氏、親露派地域の「国家承認」協議…承認すれば露軍の駐留可能に - 読売新聞オンライン

 【モスクワ=工藤武人】ロシアのプーチン大統領は21日、安全保障会議を緊急招集した。プーチン氏はウクライナの北大西洋条約機構(NATO)加盟問題について、ウクライナの加盟を「棚上げ」する妥協案を米国から提示されていると説明し、「ロシアに対する譲歩ではない」と述べ、永続的に加盟を認めない確約が必要だと主張した。

 会議は国営テレビが中継した。プーチン氏はウクライナ東部ルガンスク、ドネツク両州の一部を実効支配する親露派武装集団が一方的に独立を宣言している二つの「人民共和国」の国家承認に関し、「我々は決断しなければならない」と述べ、承認の是非を早急に判断する考えを示した。

 主要閣僚や上下両院議長らはプーチン氏に独立を承認する必要性を訴えており、プーチン氏も承認に傾いている可能性がある。独立を承認すれば、露軍は公然と駐留できるようになる。

 ウクライナ東部紛争の解決に向けた「ミンスク合意」には、ウクライナの一部として親露派地域に自治権を付与することが含まれている。独立承認は合意の完全履行をウクライナに迫ってきたロシアにとって政策の大きな転換となる。

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