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Tuesday, May 19, 2020

WHOはより公正に、さもなければ…トランプ氏「もう加わらない」 - 読売新聞

 【ワシントン=海谷道隆】米国のトランプ大統領は19日、ホワイトハウスで記者団に、世界保健機関(WHO)に関し「WHOは(中国以外の)米国を含む多くの国に対し、より公正にならないといけない。さもなければ我々はもう加わらない」と述べた。トランプ氏がWHOへの書簡で求めた中国との関係見直しが果たされなければ、脱退する意向を明確にした。

 18日に公開された書簡では、30日以内に中国との関係が改善されなければ「米国の加盟を再考する」としていた。

 トランプ氏は記者団に「WHOは行いを改め、もっと良い仕事をしなければならない」と語った。改善されていないと判断すれば「WHOに加わらず、独自のやり方で行う」と説明した。脱退した場合は、公衆衛生分野でWHOを介さない国際協力の枠組み構築を目指す考えとみられる。

 ただ、トランプ氏は、WHOが具体的に改善すべき内容については「書簡はとても詳細だ」と述べ、詳しい説明をしなかった。書簡には「WHOの中国からの独立」などといった言葉はあるが、個別具体的な改善項目は明記されておらず、WHOの対応がいっそう困難になるのは必至だ。

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