J1で3位につける名古屋グランパスは8日、首位の横浜Mとの上位対決に臨む。勝てば首位に肉薄する大一番、長谷川健太監督(57)は横浜Mの強さを認めた上で、打ち破る自信と意欲を強調。主将のMF稲垣祥(31)ら選手も、昨季王者撃破へ向けたポイントを語った。チームは7日、愛知県豊田市のトヨタスポーツセンターで非公開で調整した。
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グランパスが勝てば、横浜Mとの勝ち点差は「1」。首位の背中が、大きく近づく。逆に敗れれば「7」差と、優勝戦線から後退。長谷川監督も「優勝するためには倒さなければならない相手」と闘志を燃やす。
ポイントは、1―1で引き分けた前回対戦(4月29日、日産ス)で見せた高い位置でのプレスを決められるかどうか。指揮官は「アグレッシブにいければ」とひと言でまとめた。稲垣も、横浜Mの組み立てを突き崩す戦いが重要とみる。「堅く行って勝てる相手ではない。こちらから仕掛けてかき乱すような姿勢が大事」。自信と勇気を持ち、王者相手に一歩も引かず戦う。
相手は昨季J1最多70得点、今季ここまでも最多42得点の強力攻撃陣。時には守勢に回り、耐える時間も出てくる。稲垣は「メリハリをつけたいのと、下がってからどう押し返すかも重要」と話し、MF和泉は「今の前線3枚はスピードがあるし、特にマリノスはサイドにスペースが結構ある。(ボールを)取った後は大事」とコメント。サイドを走り、速攻で打ち抜くプレーも、手札に持ちたい。
指揮官は勝負の一戦に向け、言葉で鼓舞することは「必要ない」と語る。「選手たちは、何も言わなくてもやってくれる」。選手に寄せる、厚い信頼をのぞかせた。
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