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Thursday, December 22, 2022

”やじで移動させられた”不当と訴えた裁判の2審始まる|NHK ... - nhk.or.jp

札幌市で街頭演説にやじを飛ばし警察官によって場所を移動させられた男女2人が不当だと訴えた裁判の2審が札幌高等裁判所で始まりました。

札幌市に住む男女2人は、3年前、街頭演説をしていた当時の安倍総理大臣にやじを飛ばすなどした際、警察官によって離れた場所に移動させられ精神的苦痛を受けたとして道に賠償を求めています。
1審の札幌地方裁判所はことし3月、「警察官の行為は違法で、原告らの表現の自由が侵害された」としてあわせて88万円の賠償を命じましたが、被告の道が控訴していました。
この裁判の2審が22日から札幌高裁で始まり、当時、原告の1人を移動させた警察官が被告側の証人として出廷しました。
法廷でこの警察官は「聴衆との間でトラブルが起こらないよう移動させた。その際も歩く方向を制限しておらず無理やり移動させたわけではない」などと証言し、被告の道は訴えを退けるよう改めて求めました。

《閉廷後、原告が会見》
閉廷後の会見で、原告の1人の大杉雅栄さん(34)は「表現の自由が抑制される場面はあるのかもしれないが、少なくとも私たちのやじはそれには該当しないという当たり前のことを確認するための訴訟だ。1審判決の言葉を借りれば、政治的、公共的事項に関わる表現行為は特に尊重されなければならない」と述べました。
また、もう1人の原告の桃井希生さん(27)は「何かおかしいことを国がやっている時に、表現の自由がなければなされるがままになってしまう。表現の自由を守り、道警の違憲性を認める判決に期待する」と述べました。

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