大雪の際に車を運転すると、立往生などの危険があります。
やむをえず外出しなければならない場合の注意点について、JAF=日本自動車連盟で交通安全インストラクターを務める由水雅也さんに聞きました。
Q. 1番の注意点は?
A.「大前提として不要不急の外出は避けてほしいが、やむをえず外出しなければならない時は気象情報をこまめにチェックしてほしい。そして時間の余裕を持って、ルートや日程をたててほしい」
Q. 万が一、立往生してしまった場合は?
A. 「最も気をつけてほしいのは一酸化炭素中毒。エンジンをかけたまま雪が積もると、マフラー周りから出た排気ガスが車の隙間から車内に入り、車内に充満してしまう可能性があります。充満すると20分ほどで最高濃度になり、3時間ほどで死に至るレベルになります。一酸化炭素は無色無臭なので気づかないうちに充満している可能性があります。立往生したら、まずエンジンを切ってほしい。もし暖房を入れる場合はマフラー周りの雪をどかしてほしい」
Q. そもそも立ち往生しないためには?
A. 「冬用タイヤ、スタッドレスタイヤにしていても立往生する可能性がある。大雪の地域に出かける場合は、必ずタイヤチェーンを持って行ってください」
Q. ほかにはどのような備えをしておくのがよい?
A. 「マフラー周りの雪をどかすための作業に必要なスコップ、手袋、そして長靴を車内に用意しておいてほしい。また、エンジンを切ると寒くなるので、上着や毛布などの防寒類も用意しておいてほしい。そして、立往生の際、長時間になることが想定されるので食料や水、簡易トイレ、モバイルバッテリーを用意しておくのがよいです」
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