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Friday, December 9, 2022

春闘での賃上げ、「当然、前年を超えなければならない」 経団連会長:朝日新聞デジタル - 朝日新聞デジタル

青田秀樹

 経団連の十倉雅和会長は7日、来年の春闘での賃上げについて、大手企業で2%強だった今年の実績を「当然、超えてほしいし、超えなければならない」との考えを示した。物価高への対応としての賃上げに注目が高まるなかで、労働側と「協調すべきは協調する」とも述べた。

 高松市での記者会見で記者の質問に答えた。経団連が135社分を集計した2022年の春闘での大手企業の妥結結果では、定期昇給とベースアップを合わせた賃上げ率は2・27%だった。十倉氏は、賃上げはあくまでも個別企業の判断だと繰り返したうえで、「物価に負けない賃上げを(会員企業に)お願いし、期待を込めて見守る」と説明した。

 「分厚い中間層の形成」を訴えている十倉氏は「できるだけ物価上昇に負けない賃上げをやろうというのが我々の責務だ」と語ったこともあり、少なくとも前年以上の賃上げ実績を出したい考えだ。連合は、定昇とベアをあわせて「5%程度」を来年の春闘での目標としている。(青田秀樹)

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