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Tuesday, August 3, 2021

北澤豪氏が指摘、久保建英と堂安律もっと出ていれば…最後はメダルを取って終わらなければならない - スポーツ報知

◆東京五輪 サッカー男子準決勝 日本0―1スペイン(3日・埼玉スタジアム)

 負けそうな試合ではなかった。かといって、勝てそうな試合だった、というわけでもない。残り5分、PK決着を考えてもいい時間帯にやられた。惜しい。もったいない結果になった。

 スペインの攻撃陣はポジションの取り方がうまい。誰がプレスに行くか、迷わせるポジションを取る。それでも、日本は守備の仕組みを確立していたが、最後にアセンシオに対し、左サイドバックの中山が絞るのか、センターバックの板倉が行くのか、ボランチの遠藤が戻るのか、あるいは他の誰かがチェックするのか、一瞬の隙が生まれた。その隙を逃さないのが、世界レベルのアセンシオだった。

 どこが悪かったのか、と言えば抽出しにくいが、あえて言えば、久保、堂安が、もっとピッチにいればどうなっていたか、と感じる。森保監督は思い切った判断をしたが、結果的に交代カードを切って得点まで結びつけることはできなかった。

 銅メダルをかけて戦うメキシコは、やっかいな相手だ。ダラーッとしているような時間帯が続いている時、急にペースを上げて、一気に攻めてくることがある。変化が激しいチームだ。

 日本は惑わされずに流れをつかめるか、それがポイントになる。このチームは本気で金メダルを目指していた。最後はメダルを取って終わらなければならない。(スポーツ報知評論家・北澤豪)

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