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Thursday, September 10, 2020

「違和感の中に私が伝えたいことがある」 和田彩花がアイドルを名乗り続ける理由(朝日新聞デジタル&[アンド]) - Yahoo!ニュース

【&M連載】20代ミュージシャンが語る“譲れない価値観”

10歳からアイドル活動を始め、昨年までモーニング娘。’20などを抱えるハロー!プロジェクトのアイドルグループ「アンジュルム」に在籍し、ハロー!プロジェクトの6代目リーダーを務めた和田彩花(以下、和田)。 彼女が長年活動の拠点とするアイドルの世界では、「こうでなければならない」という規範が強く存在する。「若くなくてはいけない」「恋愛してはならない」「従順でなければならない」「可愛らしくなければならない」……。 時代の変化とともに、結婚を公表したり、バラエティー番組で毒舌を披露したりするようなアイドルも増えているが、その度に「型破り」「前代未聞」としてニュースに取り上げられている様は、これまでの抑圧の強さの裏返しではないだろうか。 和田も、グループ在籍時からジェンダーの視点をもった「アイドルらしからぬ」発言が目立ち、良くも悪くも注目された一人。彼女の現在のホームページには「私が女であろうが、なかろうが、私がアイドルであろうが、なかろうが、私の未来は私が決める」という言葉が最初に表示される。 「自分自身のカラダや生理について気がねなく話せる社会」を目指す「#NoBagForMe」プロジェクトにも参加し、ますます社会的なメッセージを発する場を増やしている彼女。 グループを卒業し、個人として発言する自由度も高まった今もアイドルを名乗り続ける真意はどこにあるのか。 ジェンダー規範について考えるきっかけとなったアートとの出会い、改めて考える自由の形など、20代の折り返し地点を疾走する26歳の彼女に語ってもらった。     ◇

先入観を打ち壊した美術との出会い

和田がハロー!プロジェクトのオーディションを受けたのは2004年、10歳のころ。歌やダンスのレッスンには通っていたものの、アイドルになりたいとは思ってもいなかったという。憧れ、目標にしたアイドルがいたわけでもなかった。 母親の勧めでオーディションを受け合格、デビューを目指す研修生「ハロプロエッグ」としてレッスンや新人公演に出演する毎日が始まった。 09年に「スマイレージ」(14年に「アンジュルム」に改名)でのデビューが決定し、リーダーに就任。「日本一スカートの短いアイドルグループ」が当初のキャッチコピーだった。 「今考えれば色んな危険性を孕(はら)んだキャッチコピーだと思いますが、当時は単純に『お洒落でかわいい衣装が着られてうれしい』と思っていました。他のグループの子に羨(うらや)ましがられて、ちょっと誇らしかったですね」 スマイレージがデビューするのとほぼ同じころ、高校1年生になった和田は人生を大きく変える出来事に遭遇した。 「偶然、お母さんと一緒にエドゥアール・マネ(19世紀フランスの画家。印象派に大きな影響を与えた)の展覧会に行きました。そこで見た『死せる闘牛士』という絵が、本当に衝撃的だったんです」 この絵は一人の闘牛士が胸に手を当て横たわっている様がキャンバス一杯に描かれている。これを見た瞬間にそれまで持っていた「美術=きれいなもの」という先入観が崩され、アートが表現できることの豊かさに心がときめいたという。 これを機に様々な画家や芸術家の展示に出かけ、図録を買い、関連書籍を読むようになると、興味の的は次第に芸術家そのものに。 芸術家たちは何を考え、どのように生きたのか。より深く知るために、アイドル活動と並行して大学へ進学し美術史を専攻、大学院にまで進むことになった。

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