ホワイトハウスで行われた記者会見に臨むアンソニー・ファウチ博士(2020年2月29日)。
Andrew Harnik/AP
- 米国立アレルギー感染症研究所(NIAID)の所長アンソニー・ファウチ博士は、感染症の流行中にホワイトハウスと仕事をする難しさについて、ポリティコに語った。
- ファウチ博士は、自身と同じ立場に置かれた人間はしばしば「大統領が聞きたいと思っていることを言いたくなる」誘惑と戦わなければならないと語った。
- ファウチ博士は、アメリカの新型コロナウイルス対策を手助けしている、主要な感染症の専門家の1人だ。
- ファウチ博士は、トランプ政権が新型コロナウイルスの感染拡大について博士にしゃべるなと命じたとの報道を否定した。
トランプ政権が、米国立アレルギー感染症研究所(NIAID)の所長アンソニー・ファウチ博士に許可なく新型コロナウイルスの感染拡大について公の場でしゃべるなと命じたと、ニューヨーク・タイムズが報じた翌日、ファウチ博士は感染症の流行中にホワイトハウスと仕事をする難しさについて語った。
アメリカの新型コロナウイルス対策を手助けしているファウチ博士は2月28日(現地時間)、自身は「口止め」されていないが、ペンス副大統領が新型コロナウイルス対策のトップになって以降、インタビューを受けないよう言われたと認めた。
そして先週末、日曜日のトーク番組で今の状況を説明するよう求められたのは、ファウチ博士や博士のような医師ではなく、ペンス副大統領や保健福祉省のアザール長官だった。
国立衛生研究所(NIH)の傘下NIAIDのトップとして35年の経験を持つファウチ氏は、これまで6つの政権と仕事をしてきた。博士は、ジカ熱やエボラ出血熱、HIV/AIDSといった感染症が流行する中で、政治家と仕事をし、正しいメッセージを見つけ出す難しさを語った。
救急車に患者を運ぶ施設のスタッフ(2020年2月29日、ワシントン州)。
Elaine Thompson/AP
「自分の信用を失墜させてはいけない。大統領と事を構えたくもない」
「それでも、わたしたちは真実を伝え続け、良いバランスを保たなければならない」
ファウチ博士は、一般市民がパニックに陥るのを食い止めようとして、政治家が状況を悪化させることもあると言う。
「アメリカ市民に対して正直でなければならないし、彼らを震え上がらせたくもないので、これは本当にとても難しい」とした上で、「人々を落ち着かせようとして、政治家が彼らを楽観的にさせてしまうこともある」と語った。
新型コロナウイルスへの対応をめぐっては、アメリカ人への脅威は低い、ワクチンは数カ月で用意できると発言することで、トランプ大統領が問題の深刻度を実際より軽く見せたと多くの人が感じていて、政権に対する批判の声も上がっている。
ファウチ博士も大統領の一部発言を訂正しなければならなかった。ワクチンは少なくとも1年後、むしろ1年半後になる可能性が高いという。
新型コロナウイルスへの感染は、アメリカでも広がっている。
(翻訳、編集:山口佳美)
"でなければならない" - Google ニュース
March 05, 2020 at 08:30AM
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政権による「口止め」はないが…… 公衆衛生のレジェンド、感染症の流行中に政治家と仕事をする難しさを明かす【新型コロナウイルス】 - Business Insider Japan
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