Pages

Wednesday, May 8, 2024

大惨事を招くプロジェクトの「決定的な特徴」…組織が理解しなければならないたった一つのこと(ベント フリウビヤ ... - 現代ビジネス

大小かかわらず、官民問わず、さまざまなプロジェクトが進行する中で、「予算内、期限内、とてつもない便益」という3拍子を揃えられるのは0.5%に過ぎない。

失敗するプロジェクトと成功するプロジェクトの決定的な違いの一つに期間の長さがある。

世界中のプロジェクトの「成否データ」を1万件以上蓄積・研究するオックスフォード大学教授が、予算内、期限内で「頭の中のモヤ」を成果に結びつける戦略と戦術を解き明かした『BIG THINGS どデカいことを成し遂げたヤツらはなにをしたのか?』(サンマーク出版)より一部抜粋、再構成してお届けする。

想定外が「予想通り」起きる

ナシーム・ニコラス・タレブはよく知られているように、めったに起こらないが、起これば甚大な影響をおよぼす事象を「ブラックスワン」と呼んだ。破滅的結果に終わるプロジェクトは、関係者のキャリアを破壊し、会社を破綻させるといった、さまざまな悪影響をおよぼすことがある。こうしたプロジェクトは間違いなくブラックスワンに相当する。

photo by gettyimages

ブラックスワン的結果が小売大手Kマートに与えた影響を考えてみよう。

Kマートは2000年、ウォルマートとターゲットからの競争圧力に対抗するために、2つの大型ITプロジェクトに着手したが、コストがかさみ、それが直接の引き金となって2002年に破産申請した。また、別のITプロジェクトの大失敗が、世界的なジーンズメーカー、リーバイ・ストラウスに与えた影響はどうだろう? プロジェクトの当初予算は500万ドルだったが、損失は2億ドルに膨らみ、CIOは追放された。

Adblock test (Why?)


からの記事と詳細 ( 大惨事を招くプロジェクトの「決定的な特徴」…組織が理解しなければならないたった一つのこと(ベント フリウビヤ ... - 現代ビジネス )
https://ift.tt/XM0yUxb

No comments:

Post a Comment