[フランクフルト 23日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)理事会メンバーのナーゲル独連銀総裁は23日、インフレ抑制の最も困難な局面に直面する可能性があるため、ECBは早期に利下げに転じる誘惑に負けてはならないとの考えを示した。
ナーゲル総裁はミラノで行った講演で、この先に困難な局面に直面する可能性があるとし、「インフレに対する利上げの効果が十分に現れるのを忍耐強く待たなければならない」と述べた。
その上で「エネルギー価格が現在の水準にとどまったとしても、インフレ率はいくらか上昇する」と予想。「向こう数カ月は上下に頻繁に動き、一様ではないだろう」と述べた。
ナーゲル総裁はこのほか、独誌シュピーゲルのインタビューで、インフレ目標はまだ達成されていないと指摘。「インフレ率は徐々に低下しているが、目標には到達しておらず、急速に上昇する可能性もある」と語った。
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