【サンフランシスコ共同】バイデン米大統領と中国の習近平国家主席は15日(日本時間16日)、米西部サンフランシスコ近郊で会談した。バイデン氏は会談で「競争が衝突に至らないようにしなければならない」と述べ、気候変動対策や人工知能(AI)の分野での協力を呼びかけた。「互いが明確に理解し合い、誤解や行き違いがないようにすることが最も重要だ」とも強調した。習氏は、米中関係は「世界で最も重要な関係だ」として、両国は立場の違いを乗り越えることができると訴えた。地球は十分に大きく、両国は共存できるとの考えを示し「大国間競争は時代の潮流に合わない」とも述べた。
不測の事態回避に向けた軍同士の対話再開が主要議題で、台湾や中東、ウクライナの情勢も協議。経済や人権を含む幅広い分野で対立が深まった関係の緊張緩和を図った。
両首脳は、サンフランシスコでのアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議に合わせ、14日に現地入りした。習氏の訪米は約6年半ぶりでバイデン氏との首脳会談は昨年11月にインドネシアで実施して以来。
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