優良な人間の遺伝子をきちんと残し、そうでない人の遺伝子を排除していくという「優生思想」は、ナチスのユダヤ人虐殺の論理です。優生保護法という名前自体、とんでもない法律だったと分かります。
1948年から1996年までそんな法律が生きていたわけですから、日本の戦後はどれほどひどい状況だったか。せめて存命していると思われる、名簿にある3,400人の被害者には、国がきちんと聞き取り調査すべきじゃないか、と徳田さんは強く訴えています。
この記事を紹介したのは、取材した小林直記者の、徳田さんへの強い共感のようなものを、記事を読んでいて感じたからです。私もよく知っている記者ですが、記者としてのスタートが大分支局で、その頃から徳田さんと出会っているんです。
30年近くにわたって徳田さんとお付き合いする中で、シリーズとして改めて取り上げていこうと。そのパッションが静かな原稿の中に感じられたので、紹介しました。他のテーマで次回以降も、徳田さんのお話を小林記者は伝えていくそうです。
からの記事と詳細 ( 義務を果たさなければ人権はない!?徳田靖之弁護士の新聞記事から考える - rkb.jp )
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