ウクライナのゼレンスキー大統領は21日、クリミア橋について「無力化されなければならない」と述べ、攻撃対象であるとの認識を示しました。
ウクライナ側は、クリミア橋爆発への関与などには言及していませんが、ゼレンスキー大統領は21日、「クリミア橋は国際法に反して建設されたものだ」とした上で「我々の標的であり、平和ではなく戦争をもたらす標的は無力化されなければならない」と述べました。
一方、黒海ではウクライナ産穀物の輸出拠点であるオデーサへの攻撃が続く中、双方が、航行する船舶は攻撃対象になりえると警告するなど、緊張が高まっています。
こうした事態を受け、小麦の先物価格も大きく上昇しています。国連の安全保障理事会は21日、緊急会合を開き、世界的な食糧危機を招きかねないとして、合意を停止したロシアを非難しました。
一方、ロシアは「ロシア産の穀物や肥料への制裁が理論上ではなく、実際に解除されること」など、7つの条件を満たせば、穀物輸出の合意に直ちに復帰すると主張しています。
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