「和牛のオリンピック」とも呼ばれる5年に1度の品評会、全国和牛能力共進会は10日に閉幕し、牛舎では、出品者たちが帰宅に向けて片づけを行っていました。
今月6日に開幕した全国和牛能力共進会は10日、全ての審査と発表が終わり、鹿児島県霧島市で閉会式が行われました。
式典には、鳥取県や島根県など全国41道府県から集まった出品者およそ600人が出席し、各種目でトップを獲得した出品者に表彰状などが手渡されました。
今回の大会では、島根県の種牛「久茂福」の子牛が「種牛」の優秀さを子牛7頭の体格と肉質から総合評価する花形種目、「6区」の肉質の部門で1位を獲得しました。
一方、前回大会、この部門で1位を獲得した鳥取県は、県の種牛の次期エース「元花江」で挑みましたが、連覇はなりませんでした。
各道府県の牛舎では、午前中から片づけ作業が行われていて、このうち鳥取県の牛舎では、牛たちがリラックスした様子で休んだりえさを食べたりする中、出品者などが荷物を運び出していました。
牛たちは、このあと、鳥取に向けて出発し、11日にもそれぞれの牛舎に戻る予定です。
鳥取県チームの代表を務めた宮崎浩樹さんは「人間がプレッシャーをかけて、いい牛になるようにとずっとやってきたので、牛もほっとしていると思う。前回以上の結果というまでにはいかなかったが、今回のための努力が次につながっていくと思う。次の大会も日本一を目指して頑張っていきたい」と話していました。
【鳥取県知事 “鳥取の牛のために頑張る”】
全国和牛能力共進会での県勢の結果について、平井知事は「『6区』の肉質の部門は、3頭の選び方次第で結果が変わってくるので、もう少し工夫をすればよかったのかもしれない。次回に向けての作戦を考えていかなければならない。お金を惜しむことではないと思うので、鳥取の牛のためにみんなで頑張っていきたい」と話していました。
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