新型コロナウイルスに感染し、首相公邸にこもりながら仕事を続ける岸田文雄首相。だが、頼みのテレワークには意外な落とし穴があった。閣僚や官僚は首相官邸まで出向かなければ首相と「対面」できないのだ。政権の中枢施設ならではの特殊事情とは――。
「私が感染する事態も想定し、テレワークで職務を継続できるように、官邸と公邸との間に光ファイバーによる専用会議システムを整備させ、万が一の場合に備えてきた」。22日夜。感染後、初めて記者団の「オンラインぶら下がり」に応じた首相はこう強調した。
記者団が集められたのは官邸内の会議室。ICレコーダーを持った記者団がモニター越しに首相とやりとりするスタイルだ。この奇妙な光景に、SNS(ネット交流サービス)上では「シュールすぎる」「デジタル後進国の日本らしい」など冷ややかな反応が相次いだ。
オンラインでの記者会見の場合、各記者がそれぞれ取材先とインターネット回線を結び、パソコン上などでやりとりするのが通常だ。だが、首相肝いりの「システム」ではそれができない。
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からの記事と詳細 ( テレワークなのに「出勤」 首相コロナ感染で露呈した官邸の落とし穴 - 毎日新聞 - 毎日新聞 )
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