漫画家ルーツ(おっさん)がふらりとどこかへ行き、自分のことをツインテールのかわいい女の子だと思い込んで漫画にする連載「ルーツレポ」。今回は一部で“世界一まずいカップラーメン”などと酷評されているイギリスのカップラーメン「ポットヌードル」をレポートします。
編集雑記
「ポットヌードル(Pot Noodle)」はイギリスで広く親しまれている定番のカップラーメン。ですが日本のネットなどでは「世界一まずいカップラーメン」などと結構ボロクソな評価で取り上げられることが多いようです。イギリスというといわゆる“メシマズ”なイメージがありますが、「そんな言うほどなの?」と思った我々調査隊はアマゾンの奥地へと向かいました(通販でポチりました)。
定番商品のためさまざまな味が発売されているのは日本と同様。今回は「カレー(ORIGINAL CURRY)」「炒麺(CHINESE CHOW MEIN)」「スウィート&サワー(SWEET&SOUR)」の3種類を購入しました。サイトにもよりますが送料込みで2500円と結構お高め。普通にうまいラーメン屋にいけるとか思ってはいけない。俺たちはラーメンを食っているんじゃない、情報を食っているんだ。
まずはド安定と思われるカレー味から。どんなものでもとりあえず食える味にしてくれることでおなじみのカレー味ですが、びっくりすることにまずかったです。匂いはカレーなのに不思議な酸っぱさばかりが舌を刺激してくるので脳がバグります。
めげずに中華風焼きそば味らしい「炒麺」にも挑戦したのですが、ルーツいわく「ホームセンターの木材コーナーの匂い」。最後の「スウィート&サワー」も含めてすべてに共通するんですが、食べ物を食べたときに来るはずの味が来ないという絶望こそが本当の「まずさ」なんだと知りました。一口目から味のないガムを噛んだらこんな気持ちになると思う。
というわけでうわさのポットヌードルは「本物」だったことがわかり、情報を食べることを趣味としている者としては非常にいい経験になりました。全員テンションが下がってしばらく黙り込んでしまった程度には……。
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