尹錫悦大統領の外交ビジョン
本日5月21日、尹錫悦(ユン・ソクヨル)韓国大統領が韓国を訪問中のバイデン米大統領と初の米韓首脳会談に臨む。
尹錫悦政権が「歴代政権で最も早い」初の首脳会談と広報している今回の米韓首脳会談では、米韓同盟強化を内容とする共同宣言文が採択されるものとみられる。
尹大統領は大統領候補時代から、文在寅政権が米韓同盟を揺さぶったと主張し、「米韓同盟再建」を外交の第一課題として掲げてきた。
彼のこのような外交観が明確に表れたのが、今年2月、米国の外交問題評議会(CFR)が発行する外交・国際政治専門誌『フォーリン・アフェアーズ』に掲載された《大韓民国:韓半島を越えて世界を抱くグローバル中枢国家へ》というタイトルの寄稿文だ。
米国の政界や外交界のオピニオンリーダーたちに少なからぬ影響を与えている同誌で、尹「国民の力」候補(当時)は、自身の外交ビジョンを次のように述べた。
「現韓国政府(文在寅政権)は、偏狭な地域主義と近視眼的国益概念に導かれてきた。現政権の外交政策は主に北朝鮮との関係改善ばかりに焦点を置いているが、これはすなわち国際社会で韓国の役割を縮小させた。最も大事な問題は、韓国と米国がそれぞれ異なる対北朝鮮政策を推進したことで、韓米同盟が漂流する結果を招いたということだ」
「現政府は中国をなだめるためにいわゆる『3不(THAADの追加配備をしない、米国ミサイル防衛網への参加しない、日米韓軍事同盟を推進しない)』の立場を宣言し、過度に従順な態度を見せた。韓国は、安保利益に関しては妥協しないという原則を一貫して維持しなければならない。北朝鮮のミサイルの脅威増加に比例してTHAADを追加配備する問題について、可能性を開いておかなければならない」
「米国との同盟強化は、韓国外交で中心軸にならなければならない。韓米両国は包括的な経済・安保対話を通じて、先端半導体、バッテリー、サイバー装備、宇宙旅行、原子力、製薬、グリーン技術分野の協力を発展させなければならない」
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