ボストン・セルティックスは、あと1勝でNBAファイナルでゴールデンステイト・ウォリアーズと対戦する切符を手に入れる。しかし、シリーズを3勝2敗とリードして迎える5月27日(日本時間28日)のNBAプレイオフ2022イースタン・カンファレンス・ファイナル第6戦を前にして、マイアミ・ヒートとの対戦はまだまだ終わっていないと彼らは考えている。
多くの評論家は、25日(同26日)にアウェイの第5戦を93-80で圧勝したセルティックスがファイナル進出確実と信じているようだが、このシリーズのここまでがいかに予測不可能だったかを知っているセルティックスは、ホームでの第6戦に向けて先走ることなく準備をしている。
グラント・ウィリアムズは27日(同28日)の午前中のシュートアラウンドの後、ヒートについて「どんな段階でも見くびることのできないチームだ」と、ヒートについて話した。
「目の前に今集中すべき試合があるのに、次の試合のことなんて考えている場合じゃないよ。特にこのチームは、ベストショットとベストパンチをお見舞いしてくるチームなんだ。それに対して耐え、戦い抜く意志がなくちゃいけない。ヒートは簡単に引き下がるようなチームではないからね。そんな選手はあのチームにはいない。だから、僕らにとっては今日が最も重要な日だと理解することが大事なんだ」
確かに今日は重要な日だ。勝てなければ、セルティックスは第7戦のために敵地マイアミに戻らなければならない。このシリーズでセルティックスは、これまで3勝のうち2勝をFTXアリーナであげてはいるが、第7戦のようなやるかやられるかのシナリオは避けたいところだろう。
「勝負はホームコートでつけたい」とウィリアムズは言う。
「正しい激しさを持って臨むだけではなく、積極的に試合に絡んでいくようにしなくてはいけない。怪我や諸々の事情を抱えているチームに希望や活気を与えて、持ち直すチャンスを与えたくないからね」
NBAの歴史において、2勝3敗の劣勢を跳ね返したチームはそう多くはない。3勝2敗とリードしたチームは83.8%の確率でシリーズに勝利している。これまでのセルティックスは、3勝2敗で迎えた44シリーズのうち40シリーズに勝利し、90.9%というさらに高い勝率で同じようなシリーズを締めくくっている。
しかし、過去17年間でイースタン・カンファレンス・ファイナルで3勝2敗のリードをひっくり返されたチームは偶然にもセルティックスだけだ。ひとつは2012年のヒート戦、もうひとつは2018年のクリーブランド・キャバリアーズ戦だった。もっと最近では、セルティックスも今年、ミルウォーキー・バックスとの前回のラウンド(イースタン・カンファレンス・セミファイナル)の第6戦と第7戦に勝利し、3勝2敗をひっくり返す側になった経験がある。
「前回のシリーズでは僕らがその立場だった」とウィリアムズは話す。
「だから、僕らはこの試合でどれほど激しくフィジカルにプレイしなければならないかを理解している」
セルティックスにとってこの試合に臨む最善のアプローチは、自分たちが追う立場でプレイしているかのように命を賭けて戦うことだ。先制パンチを見舞って、試合終了のブザーまでその勢いを維持しなければならない。
「彼らに活力を与えたくないんだ」とデリック・ホワイトは言う。
「クローズアウトゲーム(シリーズを決着させる試合)は最もタフな試合なんだ。ヒートはもっとフィジカルに、このシリーズを勝つために必要なことをやってくることはわかっている。もう終わったなんて気を抜いてなんていられないよ。彼らは決してあきらめないだろうから、僕らも準備万端にしておかないと」
原文:For C's, There’s No Letting Up in Potential Game 6 Close-Out
翻訳:YOKO B Twitter:@yoko_okc
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