YouTubeエージェントサポートなどを手掛けるGUILD(東京都中央区)は、人気YouTuberのヒカル氏と、歌い手のまふまふ氏が、同社の取締役に就任していたと発表した。
クリエイター個人と契約することで支援を行うエージェントモデルを推進する同社では、ヒカル氏などさまざまなクリエイターを支援するなかで、「#おもしろい の常識を塗り替え続ける会社でありたい」という理念で、サービスを展開している。
今までにアパレルブランド「ReZARD」の立ち上げや、YouTube動画をリッチコンテンツ化させたトーク番組「WinWinWiiin」の製作、同社役員を務めるひろゆきこと西村博之氏の切り抜きサービスなどを手掛けてきた。
ヒカル氏とまふまふ氏の取締役就任は1年ほど前だったという。だが両氏のネームバリューを使ったことによる業績向上という風評を避けるために、同社の指標としていた関連会社を含む事業売上高が100億円を突破したことを受け、就任を発表したという。
ヒカル氏は登録者400万人を越える人気YouTuberで、脱毛サロンやアパレルブランドのビジネスでも成功を収めている。代名詞ともいえる闇を暴くシリーズの祭りくじ動画は再生数4600万回を超えた。
まふまふ氏は歌唱、作詞、作曲、編曲、エンジニアリングをこなし、多くの楽器も操るマルチクリエイター。21年5月にYouTubeチャンネルで東京ドームから全世界無料配信ライブを行い、同時視聴者数40万人を記録。21年のNHK紅白歌合戦にも出場した。また、自身の作品だけでなく、アニメ『ポケットモンスター』のオープニングソング、Ado氏や工藤静香氏などのアーティストに楽曲提供もしている。
ヒカル氏は以下のようにコメントしている。
「僕がYouTubeをやりやすい環境を整えるために代表者の高橋将一さんが組み立てたサポートチームがGUILDの前身です。動画制作をしていくなかで共に成長し、さまざまな事業を展開してきました。その知識や経験を生かし、多くのクリエイターをサポートしていきたいとの狙いから19年に法人化しました。順調に事業が伸びていることもあり、正式にクリエイターを募集しようと思い、取締役就任を発表しました。
これからは、もっと大きな予算をYouTubeに持ってくることでユーチューバーが潤(うるお)う環境を作っていくために、テレビを筆頭としたメディアとの連動などを仕掛けていきたいと考えています」
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