ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.06.30 08:29
29日午後1時、ソウル瑞草区(ソチョグ)の梅軒(メホン)尹奉吉(ユン・ボンギル)義士記念館で記者会見を行った尹氏は、政権交代に対する意志を4100字余りの政治宣言文に込めた。現政権の対称点に自身を明らかに立てるという戦略が読み取れた。
宣言文の随所には文在寅(ムン・ジェイン)政府に対する鋭い表現が含まれていた。「経済の常識を無視した所得主導成長、市場と戦う住宅政策、世界一流技術を死蔵させた脱原発、買票に近いポピュリズム政策」のような部分はむしろやさしいほうだった。「国民をこちら側とあちら側に分け、常識と公正、法治を捨てて国の根幹を破壊し、国民を挫折と怒りの中に陥れた」「この政権が犯した極悪非道な形態は一つひとつ羅列することすら難しい」「傲慢に法と常識を踏みにじる政権」のような文章が継続して登場した。
特に尹氏は宣言文で「国民略奪」という表現を2回も使った。「この政権は権力を私有化するだけではとどまらず、執権を延長し、引き続き国民を略奪しようとしている」「腐敗して無能な勢力の執権延長と国民略奪を防がなければならない」としながらだ。
尹氏はこの日、「(この政権は)憲法の根幹である自由民主主義から『自由』を剥ぎ取ろうとしている」と規定した。
「自由」は記者会見全体を通じて尹氏が強調した核心価値で、現政権との差別化ポイントだ。宣言文だけで自由に22回も言及した尹氏は「自由が抜け落ちた民主主義は真の民主主義ではなく、独裁であり専制」と釘をさした。尹氏は「人間はもともと皆平等な存在で、誰かが誰かを支配することはできず、すべての個人の自由が保障されなければならない」とし、自由を平等と同じ価値に置いた。あわせて現執権勢力は自由を外して平等だけ強調して「少数の利権カルテルが権力を私有化している」と批判した。
「政権交代を成し遂げることができなければ(中略)、それこそ『腐敗ワンパン(ワンパン=「完全に(ワンジョ二)幅を利かせる(パンチダ)」を省略したもの)』の大韓民国になるだろう」と再度強調した尹氏は、政権交代の方法論として「反問ビッグテント論」を持ち出した。尹氏は「十種類のうち九種類考えが違っても一つの考え、政権交代と国の正常化を考えるすべての人々が力を合わせなければならない」とし「考えの異なる人が共に力を合わせるとき、私たちはさらに強くなる」と強調した。
あわせて野党「国民の力」入党への可能性を残しておいた。「政治家・尹錫悦は国民の力に入党するのか」と尋ねる質問に尹氏は「私は自由を非常に重視している。政治哲学面では国民の力と私は考えが一致する」と答えた。入党やその時期に対しては「答えることは難しいようだ」と話したが、「国民に混乱を与えて不安感を持たせるようなことは絶対にしないので心配しなくてもかまわない」とも言った。 尹前検察総長「文政府、権力私有化…政権交代を必ずやり遂げなければ」(2)
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