東京外かく環状道路(東京外環道)のトンネル工事のルート上にある東京都調布市の市道が陥没した問題で、工事を実施する東日本高速道路(NEXCO東日本)は19日、原因を調査するため、トンネル工事の専門家らを集めた検討委員会を開いた。専門家は「今の段階で原因は断定できないが、(工事との)因果関係はないとは言い切れない」と指摘した。
同社によると、陥没は掘削機(シールドマシン)が掘り進むルートの真上で発生。トンネル内にひび割れや漏水はなかったという。すでに陥没部分は埋め立てが完了し、近隣住民のみ通行できるという。
これまでにルート上の別の場所で沈下や陥没などの現象は起こっていないが、同社には1カ月ほど前から、周辺住民から「家屋にひび割れができた」などの苦情が数件、寄せられていたという。
検討会後に記者会見した専門家は「原因は調べなければ分からない」としたうえで、地中にあった空洞が工事の影響を受けたり、掘削機が土を掘り出しすぎたりした可能性も指摘。同社は今後、ボーリング調査などを実施し、原因を特定するという。(西川正志)
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