熊本県南部を中心とした7月豪雨では、多くの住民が被災し、70人以上が亡くなった。 これまで経験したことがないような雨が短時間に降り、そして、一日中降り続く。1~2日で600ミリを超える降水量の時もある。 このような豪雨は、日本のどこかで、毎年のように起こる。テレビニュースを見ていると、災害は自分とはかけ離れた世界で起きていることのように思える。 自分が住む地域では発生して欲しくないという気持ちから、発生しないだろう、大丈夫といった誤った先入観が定着していることがある。 メディアで災害の悲惨さを幾度となく見ていても、日本人は、危機に対する切迫感や防災意識が欠如しているように思われる。 住民が防災のために真剣に向き合わないために、豪雨災害の対応が不十分となり、命を失うことになる問題点がここにある。 住民の命を救うために何をしなければならないのか。 メディア情報や自治体防災パンフレットには、「早目早目の避難が重要だ」とある。早目という言葉を知らされても、住民はどのように行動すればよいのか分からない。 そこで、どのような兆候(予兆)があるのかを知らせ、その時に住民が実行しなければならないことを明確に示し、住民はいつ避難しなければならないか、災害が発生する前に、適切に避難を指示することが、豪雨災害における防災の焦点だと考える。 このためには、日頃から、防災危機管理監など(自治体によって呼称が異なる)が災害を予測して避難について助言し、住民がこの情報を受けて行動できる態勢を作っておくことが重要だ。 そのための防災の具体的ポイントを述べる。
■ 1.命を守るための住民の準備 防災は、知識だけでは、うまく行動できない。事前に現実に現れそうな災害を時間とともに予測し、住民の一人ひとりがどのような行動を取るべきなのかを明らかにすることが極めて重要だ。 住民は、どのように準備しておけば自分の命を守ることができるのか検討することだ。 住民は、命を守るためには、自分がこれまでに経験したことがない降雨量があれば、まず自分で気づくことだ。周囲の変化に気づいて行動を開始することが大事だ。 自宅がどのような地形の上にあるのかを知る 自分が住む地域が、河川に近いのか、急傾斜地(崖)、扇状地なのかを知ること。 地形の成り立ち、洪水やがけ崩れなどの危険予想区域が描かれた防災マップなども参考になる。そうすることによって、「どの様な災害が発生するのか」をある程度予測することができる。 その河川は、蛇行しているのか、過去に氾濫したことがあるのか、どの地域が水没したのか。浸水しない場所はどこなのかも知ること。 さらに、河川は、居住区よりも、低い位置か高い位置にあるのかを知ること。これらによって、泥水が突然襲ってくるのか、そうでないのかが分かる。 河川の長い歴史を見ると、かつて大雨が降れば洪水が起きていたことが多い。その痕跡もあるはずだ。 例えば、祖父母の時代では、利根川流域の家屋では、2階に小舟が置いてあって、大雨が降れば、これに乗って脱出したという話などである。
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July 20, 2020 at 04:04AM
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