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Thursday, June 4, 2020

テイクアウト 食中毒への備えは|NHK 北海道のニュース - nhk.or.jp

感染拡大を防ぐための政府の緊急事態宣言が解除されてから1週間あまり。
街には人が戻り始めていますが、飲食店などの客足の回復は鈍く、テイクアウトで経営をつなぐ状況が続いています。
一方で道内は、先月末に十勝や道東で気温30度以上の真夏日が観測されるなど、食中毒への備えをしなければならない季節を迎えつつあります。
飲食店の対策を取材しました。

ススキノをはじめ、国内外でバーや居酒屋など飲食店30店を構える「株式会社エーピーアール」では、30店舗のうち半数以上の17店舗を再開しましたが、客足が回復していません。
感染拡大の前には1店舗につき1日数10件の予約が入っていたのが、まだ3、4件しか入らず、先月の売り上げは去年の同じ時期と比べておよそ9割減っています。
こうしたなか、テイクアウトやデリバリーがスタッフの人件費や家賃を支払う上での重要な収入源となっていて、食中毒が起きないよう細心の注意を払って調理にあたっています。
「エーピーアール」の青木康明取締役は「やはり気温が高くなってくるとそういったリスクももちろんあるので、出せるメニューや客への声がけを徹底して注意して提供していかなければならないと考えている」と話していました。
出前やテイクアウトに応じている道内の店をまとめたインターネットサイトの運営団体によりますと、休業要請が解除されたあとも掲載を希望する店は後を絶たないということで、「飲食店にとってテイクアウトが重要な収入源となる状況が続いている」としています。

新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、テイクアウトのメニューを充実させてきた焼き肉のチェーン店では、食中毒を防ぐための対策を徹底しています。
まず、▼店では1日に2回、食材が入っている冷蔵庫の温度が常に5度以下であることを確認しています。
また、料理を盛りつけてふたを閉める際は、食材が傷む原因とされる水蒸気の発生を最小限におさえようと、▼盛りつけは、冷めにくいものから順番に行い、▼しっかり冷ましてからふたをすることにしています。
さらに、表示にも気を配っていて、▼消費期限のシールのほかに、▼「お早めにお召し上がり下さい」というシールを弁当に貼っているということです。
そして、▼弁当を客に渡す際は、必ず早めに食べるよう声をかけています。
店では、テイクアウトのメニューを4月20日から10種類に増やしていて、焼肉徳寿の森透匡商品本部長は「温度管理を徹底して、テイクアウトメニューは必ず冷まして提供し、お客様に安心して召し上がっていただきたい」と話していました。

新型コロナウイルスの感染拡大の影響でテイクアウトの機会が増えるなか、食品衛生の専門家は食中毒を防ぐための対策がますます重要になっていると指摘しています。
札幌市保健所の食の安全推進課・木曽慶明係長によりますと、ここ数日、日中は20度を超える日が続いていることで、食中毒が発生しやすい環境になっています。
というのも、食中毒を引き起こす細菌は20度から50度の温度が最も繁殖しやすいためで、さらに電子レンジで加熱したとしても黄色ブドウ球菌が出すエンテロトキシンという毒素は熱に強い性質があるため残留していることがあるということです。
このため、再加熱したから安心というわけではなく、▼調理後2時間程度以内、▼弁当なら表示期限以内に食べるのが望ましいということです。
また、黄色ブドウ球菌は、手のひらなど人の体の表面についていてもおかしくないため、手洗いをしっかりすることが重要で、さらに少しでも心配があれば食べずに捨てることも考えるべきだとしています。
一方、店側の注意点として木曽さんは、▼いつまでに食べて欲しいかを客にしっかり伝えることや、▼宅配する場合、短時間で回れるようルートを工夫することが必要だということです。
また、弁当や配達のためにまとまった量をつくったときは菌が繁殖しやすいため、速やかに温度を下げる工夫をすべきだとしていて、▼目安として30分以内に20度以下、もしくは60分以内に10度以下になるよう、大鍋料理は小分けにして冷やすなどの対策が大事だと指摘しています。

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June 04, 2020 at 04:48PM
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