埼玉県の大野知事は、３１日の記者会見の中で、新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐために、政府が法律に基づいて行う緊急事態宣言について「関東圏は現時点でまだ持ちこたえていると思っている」としたうえで、「私権の制限などを伴うものは、最小限で慎重であるべきで、国民や県民に対してしっかり説明ができるような緊急事態宣言の発出でなければならない」と述べ慎重な対応を求めました。
大野知事は記者会見で、県内で新型コロナウイルスの感染者が大幅に増えた場合に備え、感染者を受け入れる県内の病床の数を、今後これまでの３倍の２２０床余りに増やす方針を明らかにしました。
この中で大野知事は、現在県内で新型コロナウイルスの感染者を受け入れている１２の指定医療機関の７５床に加えて、症状の軽い人を中心に受け入れるため、新たに県内３５の医療機関の一般病床あわせて１５０床を確保し、今後これまでの３倍の２２５床で受け入れる方針を明らかにしました。
その上で今後、感染者が大幅に増えた場合に備えて、患者の受け入れをスムーズに行うため国の要請に基づき、県の調整本部を１日付けで設置することを明らかにしました。
大野知事は「今後、最悪の場合に備え、病床を確保したが、現状では、県内の病床は満杯になっていないので、新しく確保した病床には軽症者や症状が軽くなった人や無症状の人が入院をする措置を進めたい」と述べました。
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March 31, 2020 at 03:48PM
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大野知事「緊急事態宣言慎重に」｜NHK 首都圏のニュース - NHK NEWS WEB
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