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Sunday, March 29, 2020

【リセットコリア】新型肺炎はね除けるには危険疎通にもっと力入れなくては - 中央日報

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.03.30 11:52

国ごとに異なる方式で新型肺炎と戦っている。発病地を封鎖・遮断する国があるかと思えば広範囲な検査と隔離を採択した韓国のような所もある。どのモデルがより有効なのかは見守らなければならない。だが韓国モデルは感染者だけでなく疑いのある人まで追跡・隔離・観察するという点でさらに広範囲で、物理的封鎖を超え個人の認識と行動を統制しようとするという点で難易度が高い。

韓国モデルは人間の合理性に対する信頼を基に、協力を通じて感染拡大を防ぐ戦略であり成功するには疎通が先行しなければならない。疫学調査と隔離中心の第1段階から治療中心の第2段階に移行すれば疎通の重要性はもっと大きくなる。疎通に依存するモデルは不確実性が大きい。その上新型肺炎は特性上、状況と認識の不確実性がもっと大きい。新型肺炎の防疫は疎通、特に危険疎通の成否に左右されるだろう。

危険疎通は危険を分析して緩和しようとする疎通という点で通常の疎通と違う。核心は2種類だ。最初に、対象集団の危険知覚をどのように統制するかだ。個人が危険を感じる程度はみんな違う。この違いの間隔を狭めることができなければ恐怖・無関心・冷笑など非合理的反応により危険管理に失敗しかねない。個人の危険知覚を効果的に統制しなければならない。

危険知覚には多様な認識変数と状況変数が介入するという事実を念頭に置かなければならない。世界的危険管理分析家ポール・スロビックは危険に対する理解と危険配分の公平性、危険統制の可能性、危険甘受の自発性などにより危険認識の程度に違いが生じるという点を明らかにした。危険に対する理解が高いほど(情報が多いほど)、危険が公平に配分されるほど(マスク配分が公正になされるほど)、危険を自ら統制できると信じるほど(免疫力が十分だと考えるほど)、危険を自発的に甘受するほど(礼拝を強行した一部の教会のように)危険をあまり感じない。

政府は国民の認識変数と状況変数によりオーダーメード型情報を提供し、反復的疎通を通じて認識と状況の不確実性を除去していかなければならない。ウイルスの疫学的特徴を詳しく説明し、災害所得のように危険の不均等配分を遮断できる政策手段を導入しなければならない。中世の教会がどのようにペストの温床になり、科学と信仰がどのように両立することになったのか牧師の口から聞かせる必要もある。新聞と放送、オンラインメディアが状況を誇張したり縮小して不確実性を増幅する道具ではなく合理的危険疎通の手段にならなければならない。

2番目に、社会的排除と差別のレッテル貼りをどのように予防するかだ。いまのように感染者が加害者と名指しされれば未来の感染者は匿名性を求めて隠れてしまい防疫体系から抜け出かねない。特に感染者の能動的な行為が原因として指摘されれば社会的レッテル効果はさらに大きくなる。武漢肺炎という用語だけでなく大邱(テグ)肺炎、文在寅(ムン・ジェイン)肺炎など、疾病の社会化は心理的慰安から政治的目的まで、自身の利益を最大化しようとする社会的活用の結果だ。こうした問題はウイルスとの戦争中ではなく日常的な政治過程で解消することが安全で生産的だ。新天地の悪魔化も見逃せない。ウイルス感染拡大に対する新天地の責任と異端性の可否は別個だ。前者は危険疎通を通じ、後者は宗教論争を通じて解決するのが望ましい。

政府はウイルス予防に向けた市民の社会的責任を強調した上で、感染者との連帯キャンペーンも展開しなければならない。警戒心を誘発する敏感化メッセージと恐怖を予防する安定化メッセージ、2つの相反するメッセージを同時に伝達し均衡点を求めるのは容易でないが、防疫キャンペーンが予防ルールにばかり埋没し共同体の価値を十分に強調しないのは明白な失策だ。ウイルス災害が日常化された時代に共同体の価値が失われればどのようにウイルスを防ぐのだろうか。

ウン・ジェホ/韓国行政研究院選任研究委員

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