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Tuesday, February 18, 2020

高齢者面会制限どこまで 新型肺炎拡大 県内施設苦慮 - 信濃毎日新聞

 感染経路の分からない新型コロナウイルスの感染者が国内で相次ぐ中、感染すると重症化しやすい高齢者を預かる県内の施設が、これまでに取り組んできた対策を再徹底し警戒を強めている。面会者を限る施設がある一方、「家族と会えばお年寄りが元気をもらえる」との声も。悩ましさを抱えながら対応している。

 「以下の通り、面会制限を実施しますので、ご理解とご協力をお願いいたします」。飯田市の特別養護老人ホーム「かざこしの里」は入り口に掲示を出し、発熱やせきなどがある人、中国の湖北省や浙江省から帰国した人らは入所者と会わないよう求めた。

 介護長の下山祐介さんは「お年寄りにとって家族が来てくれることは大事」と指摘。嘱託医と連携しながら「でき得る対策はした上で、いつも通りの暮らしが続けられるようにしたい」と話す。

 感染拡大を受け、厚生労働省は受診の目安を発表。高齢者は重症化しやすいとして、発熱が2日程度続く場合には保健所の窓口に相談すべきだ―とするなど注意を促す。

 松本市の特別養護老人ホーム「岡田の里」は、訪れた人に発熱がなければマスク着用と手指消毒を求めた上で、個室内での面会を認める。運営する松塩筑木曽老人福祉施設組合(塩尻市)の磯村政範管理課長は「家族との関係を大事にしながら、最大限の予防と感染拡大防止を再徹底した」と言う。

 長野市の介護老人保健施設「コスモス長野」の担当者は「(感染が)身近なことになってきた」。今のところ、発熱やせきなどがなければマスク着用と手洗いをした上で面会できるが、「市内など近隣で感染者が出たら、面会の制限強化が必要になるかもしれない」と見据える。

 デイサービスなど通所介護事業も手掛け、感染症の流行期は、健康状態について詳しく知らせてくれるよう家族に伝えている。場合によっては利用を断るケースもある。「発熱はないけれど鼻水やせきがあるなど、判断に迷うことはこれまでもあった。今後ますます敏感に対応しなければならない」と懸念した。

(2月19日)

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