「明けた6月最初の月曜には、僕はそこ(JGRの会議室)に座っていて、48時間後に契約書を受け取り、それからさらに12時間後に『来季19号車に乗ることになる』と言われた。だから本当にすべてを理解する時間があったのかどうか……僕自身もまだ頭の整理が追いついていないよ」
契約書にサインしてから3時間後、ブリスコは水曜の夜7時にジョー・ギブス代表から別の電話を受け、翌朝の予定を尋ねられた。これで急遽、19号車のメインパートナーを務める『バス・プロ・ショップス(アウトドア用品の巨大小売チェーン)』創設者兼CEOのジョニー・モリスに面会すべくミズーリ州に飛び、週末の(第16戦)ソノマ行き直前にSHRのフライトに合流する強行軍を敢行した。
「誰も僕がジョー(・ギブス代表)のプライベートジェットに乗り降りするのを見なかったとは思う。でもそうだね……このプロセス全体が信じられないほど速く起こったのは確かだ」
これにより、長年トゥルーエクスJr.を支援し続けた『バス・プロ・ショップス』の継続もプログラムに組み込まれ、ブリスコにとって参戦資金はJGRへの移籍を調整するうえでの“必須のピース”ではなくなった。
「僕が会ったすべてのチームのなかで、ジョーのチームだけが『君は何をしてくれる?』と一度も言わなかった」と続けたブリスコ。
「彼らはただ僕が僕らしくあることを望んでいた。彼らが僕をクルマに乗せることにそれほど強い思いを抱いていたということが、僕にとって大きな意味を持っていた。ジョーは文字どおり1日に2〜3回電話を掛けてきて、僕をクルマに乗せることをどれほど望んでいるか、それを訴えて僕を安心させてくれたんだ」
「それが僕にとって大きな違いだった。彼が僕をそれほど信じてくれていることを知るだけでも、正直言って自信がついた。まだここでレースを走ったこともないのにね」
こうしてブリスコのバジェットに依存していないという現実が、チームの文化に対する本人の認識にも影響を与えることとなり、移籍後の新シーズンを開始するにあたり「間違った前提に立つことなく」物事を始め、シリーズでも随一のレースシートである19号車カムリXSEのステアリングを握る際には「ヴィクトリーレーンへ向かうことが期待されている」との決意を示す。
「僕は勝たなければならない。勝てない言い訳はないんだ」と続けたブリスコ。
「プレーオフに進まなければ、このレースカーを運転する資格はない。だから、レースに勝たなければならないと決意しているし、つねに先頭を走らなければならない。彼らは僕にそれができると感じているし、僕もそれを示さなければならない。その期待に応えたいと思っているよ」
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