[ロンドン 20日 ロイター] - イングランド銀行(英中央銀行)のベイリー総裁は20日、利下げについて考えるのは「時期尚早」とし、インフレが予想以上に根強い兆候が出れば、再利上げを行わざるを得なくなる可能性があると述べた。
ベイリー総裁は講演で「インフレが高水準にあるときはリスクは冒さない」と述べ、利下げについて語るのは尚早との考えを改めて表明。イスラエルとイスラム組織ハマスの武力衝突でインフレが再び上昇するリスクが高まっているとし、「再利上げの必要性につながるインフレ持続の兆候を注視しなければならない」と語った。
英中銀は今月2日の金融政策委員会で、金利を5.25%に据え置くと決定。据え置きは2会合連続だった。同時に「インフレ圧力がさらに持続する証拠があれば一段の引き締めが必要になる」とした。 もっと見る
ただ足元では、英中銀は来年6月に0.25%ポイントの利下げに踏み切るとの観測が出ている。
ベイリー総裁は、食料品やエネルギー価格の上昇で実質所得が圧迫され、賃金要求に影響が及んでいる可能性があると言及。「金融政策委員会の最新の予測を踏まえると、金融政策は当面の間、制約的でなくてはならない」と述べた。
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