［ソウル ５日 ロイター］ - 韓国の尹錫悦大統領は、今週の東南アジア諸国連合（ＡＳＥＡＮ）関連会合で、北朝鮮のミサイル・核開発計画が地域に存亡の危機をもたらすとして、一段と強い対応が必要だと主張する方針を示した。インドネシア紙コンパスに５日掲載されたインタビューで明らかにした。
尹大統領は５日、ＡＳＥＡＮ関連会合が開かれるインドネシアに向けて出発する。その後、２０カ国・地域（Ｇ２０）首脳会議に出席するためインドを訪問する。
尹大統領はインタビューで「北朝鮮の非核化で韓国とＡＳＥＡＮは力を合わせ、断固とした態度で対応し緊密に協力しなければならない」と述べ、「北朝鮮の増え続けるミサイルによる挑発と核の脅威は、ＡＳＥＡＮ加盟国にも直接的かつ存続に関わる脅威を与えている」と指摘した。
韓国とＡＳＥＡＮは「ルールに基づく国際秩序がインド太平洋地域にしっかり根付く」ために協力を強化しなければならないと述べた。
韓国大統領府によると、尹大統領はインドネシアのジョコ・ウィドド大統領と会談する予定。
尹氏は、今こそ韓国、日本、中国の関係を「軌道に乗せる」時だと語ったが、大統領府関係者は、ＡＳＥＡＮ会合中に３カ国会談が行う時間はないとの見方を示した。
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