- ロシア外務省のマリア・ザハロワ代表は、モスクワはサウジアラビアなどすべての関連国と常に連絡を取り合っていると述べた
- ロシアのラブロフ外相が国連で記者会見し、スーダンはワグネル・グループを利用する権利があると述べた
サラム・アロバイディ博士
モスクワ：ロシア外務省のマリア・ザハロワ代表はアラブニュースに対し、ロシアはスーダンの紛争の当事者双方に対し、恒久的な停戦に合意し、交渉によって互いの相違を解決することを求めると語り、スーダンの人々は外部の干渉なしに自国の問題を解決できるはずである、と述べた。
ザハロワ氏は、「スーダンで起きている劇的な事件に、私たちは深刻な懸念を抱いています」と述べた。「私たちは、紛争の両当事者に対し、政治的意思と自制心を示し、停戦に向けた緊急措置を取るよう求めます」
「私たちは、どんな違いも交渉によって解決できるという事実から話を進めています。そして、一番重要な事は、外部からの干渉を受けずに、スーダン国民に自国の問題の解決を任せることです」
ザハロワ氏によると、ロシアは現在スーダンにいる「ロシア国民の安全を確保する」ために必要なあらゆる取り組みをしており、支援を必要とする外国人の避難を調整・実行するために、サウジアラビアなどすべての関係国と常に連絡を取っているという。
ザハロワはまた、アンソニー・ブリンケン米国務長官が、ロシアを拠点とする準軍事組織「ワグネル・グループ」がスーダンに関与した場合、「死と破滅」をもたらすと主張したことについての質問にも答えた。
ロシアのラブロフ外相は4月25日、国連で記者会見し、スーダンには選択次第で民間軍事会社ワグネルを利用する権利があると語った。
ザハロワ氏は、ラブロフ外相の最近の発言に注目しつつも、モスクワがスーダンの劇的な事件に関与していないことを強調した。
「ロシアの干渉の話題、特に言及いただいているブリンケン国務長官の声明については、ラブロフ外相が4月25日にニューヨークでコメントしました」と同氏はアラブニュースに語った。
「私たちの立場は明確です。すべての国は、自国の利益と安全を守るための法的手段を自由に選択することができるのです」
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