『ある男』は、「第70回読売文学賞」を受賞した平野啓一郎氏の同名小説を、『蜜蜂と遠雷』の石川慶監督が映画化。弁護士の城戸(妻夫木聡)は、かつての依頼者である里枝(安藤サクラ)から、亡くなった夫・大祐(窪田正孝)の身元調査という奇妙な相談を受ける。愛したはずの夫は、名前も過去もわからないまったくの別人だったというのだ。「ある男」の正体について調査を進める城戸は、さまざまな人物からの話を聞き、真相に迫っていくヒューマンミステリー。 本作は最優秀作品賞に加え、監督賞(石川慶監督)、主演男優賞(妻夫木聡)、助演男優賞(窪田正孝)、助演女優賞(安藤サクラ)などを含め、今年最多となる8つの最優秀賞を受賞した。
妻夫木は日本アカデミー賞のブロンズを持参し、集まった観客にお披露目。「せっかくなので持ってきました。すみません。なんか自慢しているみたいで」と照れ笑いを浮かべていた。
受賞が決まった瞬間の話を振られると妻夫木は「信じられなかった。壇上でも言ってしまったんですけど、全くいただけると思っていなかったので。何を話していいか頭が真っ白になった。今でも何を話したかはっきりは覚えていない」と思い返す。それでも「実際にブロンズをいただいて、この重みを感じた時に、これだけいろいろな思いを僕は抱えて、この作品に取り組んでいたんだなと実感しました」としみじみと口にしていた。石川慶監督が監督賞をもらった際に妻夫木は号泣してしまったそう。「自分の時は泣かなかったのに監督が監督賞をもらった時に号泣しちゃって(笑)。サクラちゃんが一切、僕の方を見なかった。あまりにも号泣しているから(笑)」と赤面しながら告白。「スゴくうれしかったんです。窪田くんが最優秀助演男優賞をもらった時も、スゴくうれしかったんで『よし!』とか言っちゃったんですけど。監督がもらった時はうれしかった。『愚行録』という映画で初めてご一緒させていただいた。ショートフィルムで評価された。初めて観た時から『この人は日本映画にない才能を持っている監督』と感じた。ぜひ一緒にやりたいと思っていた。ずっと石川監督の才能というのを目の前で見てきた、という思いがあったので、みんなにはっきり認めてもらえた瞬間に立ち会えたというのがうれしかった」と石川監督への思いを熱く語っていた
また、授賞式後は石川監督らと打ち上げに参加。原作の平野氏も参加したが、どんな話をしたか問われると妻夫木は「覚えていないな…。ずっと乾杯していたので」と苦笑いを浮かべていた。からの記事と詳細 ( 妻夫木聡、日本アカデミー賞授賞式で号泣 石川慶監督や安藤サクラ、窪田正孝との裏話 - ORICON NEWS )
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