クオーターバック(QB)ラッセル・ウィルソンがデンバー・ブロンコスの一員として過ごしている初めてのシーズンは今のところ、順調とは言い難い。
それでも、ウィルソンはプロボウルに9回選出され、スーパーボウルでの優勝経験も持つなど、これまでのキャリアでいくつもの功績を残している。そのため、ロサンゼルス・チャージャーズの守備コーディネーター(DC)レナルド・ヒルはウィルソン率いるブロンコスが現地17日(月)にホームへやってくるときに、一流に他ならないクオーターバックと対戦することになると考えているようだ。
ヒルDCは「最高のラッセルが来ると見込んでいる。私たちは彼の能力を知っている。彼は過去にそれを成し遂げてきた。私たちは彼が準備を整えた状態で月曜夜を迎え、世界中の人々の前でやり遂げると見ているし、そう確信している」と述べている。
ウィルソンとブロンコス攻撃陣はこれまでのところ、ほとんど何も成し遂げられていない。チャージャーズ(3勝2敗)との試合を月曜日に控えているブロンコス(2勝3敗)は得点で31位、レッドゾーンオフェンスで最下位となっている。また、ここ2試合で連敗を喫しているだけではなく、直近のインディアナポリス・コルツ戦ではタッチダウンを一度も決められずに12対9で敗れたところだ。
これまで、ウィルソンはタッチダウンパスをわずか4回――5週間を通しての成績としてキャリア最低の数字――しか成功させておらず、パス成功率(59.4%)とパサーレーティング(82.8)はキャリア最低のペースとなっている。
しかし、それはウィルソンにとって正常な状態とは言えず、ヒルDCもウィルソンがチャージャーズ戦でスイッチを切り替えることを警戒している。
「自分たちが良いフットボールをするために、やるべきことに確実に対処できるようにしなければならない」とヒルDCは強調した。
先日、広背筋の痛みに対処するために肩に注射を受けたウィルソンは、チャージャーズ戦に挑む準備ができていると木曜日に明かしている。
健康状態が心配されているのはもちろんのこと、ウィルソンが1年目のヘッドコーチ(HC)ナサニエル・ハケットのオフェンスに慣れることができるのかという問題も残っている。
自分のチームを送り出してウィルソンに対抗する前に、ヒルDCは思わずウィルソンを擁護してしまっているようだ。
「ラッセルはスーパーボウルチャンピオンだ」と語ったヒルDCはこう続けた。「彼はまだそのスキームの中で自分のリズムを見つけているところだ。新しい人が新しいスキームに移行しながらも、指揮を執っている状態なのだ。このリーグでの経験があるからこそ、彼は自分が何を求めているのかを分かっているのだろう。彼はまだあらゆるボールを投げることができる。彼のナインボールは今でもリーグで最も素晴らしいものの1つだ。彼がハケットコーチと一緒にあのシステムでもっと機会を得て、全員で調子を上げていけば、良いことが起こるというのは分かっている」
「私たちは皆、ラッセルのことを知っている――彼が勢いに乗れば、ホラー映画になり得ることを。それはいつでも起こり得るからこそ、しっかり準備をして臨まなければならない」
【RA】
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