岸田文雄首相は28日の記者会見で、防衛力強化のための防衛費増額について、「防衛力強化といっても中身は様々だ。内容によってふさわしい財源を考えないといけない」と話した。具体的な財源については安全保障関連3文書の改定に向けた与党協議や政府の有識者会議を念頭に、「一体的な議論の結果として明らかにしていく」と語った。
岸田政権は「防衛費の相当な増額」を掲げており、その財源については、歳出削減での捻出には限界があり、国債発行のほか、増税での対応を求める声もある。首相は「恒久的に維持しなければならない政策なのか、あるいは一定期間契約を結んで充実させなければいけないものなのか。内容によってそれにふさわしい財源を考えていかなければならない」と指摘。「国民の命や暮らしを守るために何が必要なのか、防衛力強化の内容を積み上げ、それに応じて予算の額を明らかにし、財源を考えていく」と語った。
防衛費増額について自民党内では、北大西洋条約機構(NATO)が目標にするGDP(国内総生産)比2%以上を念頭に、5年以内に大幅に増やすよう求める声がある。ただ、有識者会議では財政に配慮すべきだとの声も出ている。
からの記事と詳細 ( 防衛力強化の財源どうする? 首相「中身様々。内容によって考える」:朝日新聞デジタル - 朝日新聞デジタル )
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