(CNN) ドイツのショルツ首相は18日までに、同国は欧州の安全保障を確保するための主導的な責任を担う用意があるとし、そのためにはドイツ軍が欧州で「最上の装備」を保持しなければならないとの考えを示した。
首都ベルリンで開かれた同国軍関連の会合で記者団に表明した。欧州で最多の人口を抱え最大の経済大国であると共に欧州大陸の中央部にある国として、「ドイツ軍は欧州の通常戦力の土台でなければならない」と強調した。
ロシアのプーチン大統領は北大西洋条約機構(NATO)の同盟に対し最大の脅威を突きつけているとも述べた。
その上でドイツ軍は非常に長い間、人道援助の保証、洪水防止や新型コロナウイルスの蔓延(まんえん)に際してはワクチン接種の支援など軍事面とは異なる役割を果たしてきたとも指摘。「だが、これらは軍の核心的な使命ではない」とし、「中枢の任務は欧州における自由の防衛である」と説いた。
さらに、ウクライナ戦争が続くなかで欧州はNATO内でより多くの責任を引き受けなければならないとも主張。「我々はプーチン(氏)のロシアが米国、NATOと欧州連合(EU)は自国の敵対相手と当分の間は位置づけるであろう事実に慣れなければならない」とも続けた。
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