10日投開票の埼玉県東松山市長選で、一騎打ちの戦いを繰り広げている候補者2人の横顔を紹介する。(渡部穣)=届け出順
◆27年の政治経験を自信に
森田光一(もりた・こういち)さん 69 無現<3>自公
「コロナ禍などで傷んだ経済や心を修復し、再構築しなければならない。必要なのは、変えることではなく、守ること。それは私にしかできない」。四期目を目指す動機をそう話した。市議二期と県議二期を含め二十七年間の政治経験が自信の裏打ちになっている。
「リーダーシップがなければ政治家は務まらない」が信条で、座右の銘は「知行合一(ちこうごういつ)」。「実行に移さなければ意味がない」と話し、「うそをつかない。裏切らない。ぶれない」と自身の魅力を分析する。
趣味の音楽はロックからクラシックまで幅広い。バンドのボーカルも務め、英ロックバンドのレッド・ツェッペリンの「天国への階段」が十八番。「ただね、日本の音楽は分からない」と笑った。
◆市民のため実行力生かす
高田正人(たかだ・まさひと)さん 61 無新
「もっと市民に寄り添った市政運営をするべきではないか」。現市政を「市民不在」と批判し、同じ意見の同僚市議らの後押しを受け、三期目途中で市議を辞し市長選に出馬した。「市民のために」「市民と共に」を目指す。
司馬遼太郎の小説「竜馬がゆく」の坂本龍馬の自由奔放さに感化され、二十歳のとき、仲間三人で北海道から九州まで三十八日間をかけて自転車で日本を縦断。その経験から「日本の魅力はこの比企地域に凝縮されていると感じた」。思い立ったら実行。「わが行く道に道しるべなし」をモットーにしている。
趣味は音楽やキャンプなど。音楽は「かぐや姫」や「吉田拓郎」などを愛し、ギターなど輸入楽器の販売業も営む。
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