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Thursday, March 3, 2022

羽生善治九段 2勝7敗で順位戦終える 来期以降は触れず「まずは今期の総括を」 - スポニチアネックス Sponichi Annex

順位戦で対局した羽生九段(日本将棋連盟提供)
Photo By スポニチ

 将棋の第80期順位戦(毎日新聞社、朝日新聞社主催)A級は3日、静岡市で最終9回戦の一斉対局5局を行い、すでにB級1組への陥落が決まっている羽生善治九段(51)は広瀬章人八段(35)に99手で敗れ、2勝7敗で全日程を終了した。9度の名人位を含むA級在籍が連続29期で途切れた羽生は終局後「まずは今期の将棋をしっかり総括したい。9局を振り返りたい」と話し、来期以降については具体的に触れなかった。

 過去には米長邦雄永世棋聖(故人)、森内俊之九段の名人経験者がA級から降級後にフリークラスへ転出し、名人戦挑戦から退いた例がある。

 4月6日に開幕する名人戦7番勝負で渡辺明名人(37)=棋王含む2冠=への挑戦が決まっている斎藤慎太郎八段(28)は糸谷哲郎八段(33)に87手で敗れ8勝1敗。2年前の渡辺以来となる通算5人目のA級全勝を逃した。

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