2000年代を代表するヘヴィーメタルバンド Slipknot(スリップノット)のオリジナルメンバーでドラマーのJoey Jordison(ジョーイ・ジョーディソン)が、7月26日(現地時間)に46歳の若さで死去した。死因は明らかにされていないが、睡眠中に死亡したという。
1975年にアメリカ・アイオワ州で生まれたJoey Jordisonは、いくつかの地元バンドでの活動を経て、1995年にドラマーとしてSlipknotへ加入。身長160cm(不詳)という小柄な体格だが、高速さと精密さを兼ね備えたブラストビートやバスドラムといった圧倒的なドラミングで知られ、しばし“世界最高のドラマー”の1人に称されていた。
そもそもSlipknotというバンド名は、Joeyが同名楽曲から提案して採用。また、バンドは各メンバーがユニークなマスクを被ってパフォーマンスすることで知られているが、彼はこのコンセプトにおける中心人物としてコープス・ペイント(白塗り)をイメージしたマスクを着用していた。さらに、初期〜中期の楽曲のほとんどを彼と元メンバーの故 Paul Gray(ポール・グレイ)が作曲し、1999年の『Slipknot』、2001年の『Iowa』、2004年の『Vol. 3: The Subliminal Verses』、2008年の『All Hope Is Gone』の4枚のアルバムに参加するなど、長年にわたってバンドを屋台骨として支えていた。しかし、『.5: The Gray Chapter』のレコーディング中に横断性脊髄炎を患い、思うようにドラムをプレイ出来なくなってしまったことから2013年に脱退していた(メンバーにドラッグをやっていると勘違いされて解雇)。
偉大なドラマーの早すぎる死。『HYPEBEAST』編集部一同、ご冥福を心よりお祈り申し上げます。
— Slipknot (@slipknot) July 27, 2021
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