米国と欧州の場合、昨冬に始まった変異株の地域社会感染が大流行時期と重なり、大多数が変異株による感染に変わるのに3~4カ月しかかからなかった。第4波で米国や欧州のように変異株による感染が多数を占めれば、大流行が安定するまで期間は長くなり、距離確保による社会経済的被害は以前よりもはるかに大きくなるだろう。 遠からずやってくる第4波と変異株の拡大を控えた私たちは何をするべきか。まず寿命を終えた今の距離確保体系をできるだけはやく改編して第4波を最大限遅らせなければならない。今の距離確保は最近増加している事業場や寄宿舎での集団感染と防疫規則遵守を守らない大衆利用施設と宗教施設などに対して効果的に対応することができずにいる。 ◆効果立証されればロシア・中国ワクチンも考慮 政府は防疫指針を作るばかりではなく、現場で国民が指針を守ることができるように、一方では徹底的に監督し、もう一方では十分に支援しなければならない。感染に脆弱な事業場と寄宿舎、大衆利用施設の環境が改善されるように積極的に支援しなければならない。その後も防疫指針を守らなければ果敢に処罰して防疫指針を守る善良な多数が被害を受けないようにしなければならない。既存の距離確保体系を早く改編しなければならない理由は、国民の距離確保に対する疲労感の高まりと、今の体系が自営業者や非正規職を崖っぷちに立たせる「団体制裁方式」で持続可能ではないためでもある。 距離確保の改編とあわせて新型コロナのワクチン接種スピードを最大限速め、第4波が来ても変異株の拡散規模を最小化しなければならない。既に確保したワクチンが最大限約束した時期に導入されるように努力しなければならない。効果や安全性さえ確保されるなら、ロシアワクチンや中国ワクチンを導入する方案も考慮する必要がある。 変異株ウイルスに対する免疫力を維持するために、既存のワクチンを追加で接種するか、変異株に効果のある新しいワクチンを接種し直さなくてはならない可能性にも備えなければならない。ワクチンの確保が遅くなり、距離確保を長期間継続しなければならない現在のような状況を繰り返さないように、新しいワクチンの確保戦略を立てなければならない。変異株に対するワクチン開発動向を綿密に検討して速かにワクチンを確保することができるように準備を整えておかなければならない。 キム・ユン/ソウル大学医大医療管理学教授・リセットコリア保健福祉分科委員
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