急な転勤や家庭の事情など、急いで引越し先を見つけなければならない場合、どのような点に目を向けておくべきでしょうか。
今回は、「すぐに入居先を見つけなければならない」方に向けて、あらかじめ押さえておきたいポイントを解説します。
不動産会社の来店予約はしたほうがいいのか、事前にどんな準備を済ませておくべきかなど、具体的な注意点を見ていきましょう。
来店予約なしでも物件は探してもらえる?
基本的に、不動産会社は来店予約をしなくても、きちんと対応してくれます。ただ、飛び込みで不動産会社に行くことには、いくつかデメリットがあるのも確かです。
ここでは、来店予約をしなかった場合と済ませた場合の違いを見ていきましょう。
来店予約をしないデメリット
不動産会社が対応してくれる順番は、原則として事前に予約をしていた人が優先です。そのため、混雑しているときには、案内まで待たされてしまうことが多いといえます。
特に「1~3月」の繁忙期には、利用者が多いため待ち時間が長くなる傾向があります。そのため、まずは部屋探しをするタイミングとシーズンの関係性を意識しておきましょう。
また、飛び込みで不動産会社に行ったとしても、すぐに部屋を案内してもらえるわけではありません。利用者に合った部屋を見つけるために、希望条件をヒアリングする時間が必要となるのです。
さらに、来店予約をしない最大のデメリットは、即日での内見ができない可能性があることです。
気になった物件があっても、管理者やオーナーの不在などで鍵を借りられなければ、後日に改めて内見の機会をつくらなければなりません。
急いでいるときこそ重要! 来店予約を済ませておくメリット
デメリットで見たように、来店予約をしないで部屋探しを行うことには注意点があります。急いでいるときこそ、事前に来店予約をしたほうが、かえって効率的なのです。
たとえば、「当日の待ち時間が少ない」「事前に条件を伝えているので案内がスムーズ」などのメリットがあります。また、内見の確認も事前に済ませてくれているため、鍵を借りられないといった心配はありません。
さらに、内見をして気に入らなかった場合に備えて、希望条件に近いほかの物件情報も用意してくれているのが一般的です。そのため、時間がないときでも、できれば事前に来店予約は済ませておきましょう。
事前準備がカギ! 来店予約なしで不動産会社に行くときのポイント
効率的に部屋探しをするためには、不動産会社に足を運ぶ前に、いくつか準備しておきたいことがあります。ここでは、スムーズな部屋探しを行うための事前準備について見ていきましょう。
賃貸物件の重要項目を決めておく
部屋探しにおいては、利用者の希望が明確であればあるほど、不動産会社も理想に合った物件を紹介しやすくなります。そのため、物件に関する最低限の条件は事前に決めておきましょう。
優先的に決めるべき条件は「立地」「家賃」「間取り」の3点です。
・立地
立地については、「最寄り駅」と「駅からの徒歩所要時間」に目を向けるのがポイント。
駅からの徒歩所要時間によって、物件の利便性や家賃が変化するため、どのくらいの距離まで許容できるかを決めておくと安心です。
なお、徒歩所要時間とは「駅から○○分」のように表示され、「不動産の表示に関する公正競争規約」によって所要時間の算出ルールが定められています。
80m当たり徒歩1分の距離と換算され、端数は切り上げで表示されます。つまり、規約によれば駅徒歩1分の物件は駅から80m以内となり、81mの位置にある物件は徒歩2分と表示されます。
・家賃
家賃については、「手取り月収の3分の1以下」が上限の目安とされています。たとえば、手取り18万円だと家賃6万円を上限に探してみるイメージです。
ただ、あくまでもひとつの基準であるため、貯金などに力を入れたい場合はさらに上限を低く設定したり、生活費を抑えられる場合は上げたりと、人によって調整する必要があります。
・間取り
間取りについては、一人暮らしの場合はワンルームや1K、2〜4人家族の場合は1DKや3LDKなど、世帯の人数によってある程度適したタイプが決まるため、不動産会社の担当者から提案してもらうことも可能です。
「荷物が多い」「通常より部屋数が欲しい」といった場合には、事前に伝えられるようにしておきましょう。
なるべく午前中に足を運ぶ
来店当日は、なるべく午前中に足を運ぶことが大切となります。なぜなら、物件の候補が決まって内見できたとしても、気に入らなかった場合には、ほかの物件を見て回る可能性もあるためです。
手続きがスムーズに進めば、その日のうちに入居の申し込みや入居審査の手続きを済ませることもできます。そのため、時間にゆとりを持っておくことが重要です。
来店予約のタイミング…何日前に済ませるべき?
来店予約はどのくらい前に済ませておくべきなのでしょうか。
来店予約のタイミングはシーズンによって異なる
来店の予約は、平日であれば2〜3日前、土日であれば1週間前くらい前に済ませておけば問題ありません。ただ、繁忙期にあたる1~3月、9~10月の間は、さらに余裕を持っておくと安心です。
平日なら1週間、土日であれば10日程度前に予約をしておきましょう。
来店予約の方法
1:不動産会社に電話やメールなどで案内の予約を入れる
来店予約の主な方法としては直接、希望するエリアの不動産会社に電話やメールなどで連絡を入れます。
このとき、予約とともに希望条件を伝えておくと、ニーズに合わせていくつかの物件を絞り込んでおいてもらえるため、その後の手続きがスムーズに進みます。
2:インターネットで希望の物件を見つけてから内見予約をする
もうひとつの方法は、インターネットで物件の候補を見つけ、その部屋を取り扱っている不動産会社に内見予約をするというものです。
この場合は、すでに利用者側で物件の絞り込みが済んでいるため、担当者に希望を理解してもらいやすい点が大きなメリットとなります。
仮に、内見をした結果、その物件が気に入らなかったとしても、似たような物件を用意してくれているケースも多いでしょう。その日のうちにほかの物件を見て回ることもできるため、よりスムーズに手続きが進められます。
また、内見したい物件が今の住まいから近いようなら、現地集合をさせてもらえる可能性もあります。そのため、事前に調べる時間をつくれるのであれば、インターネットで候補の物件を絞り込んでおくといいでしょう。
理想の物件までの最短ルート! 「叶えたい条件で探す」機能を活用しよう
部屋探しを急いでいても、事前に物件候補を絞り込み、内見予約を済ませたほうがスムーズだといえます。しかし、一から条件を入力して物件を探すのは面倒に感じられてしまうケースもあるでしょう。
ここでは、インターネットで部屋探しをする際に便利なサービスを紹介します。
今よりぴったりの部屋が見つかる「叶えたい条件で探す」機能
LIFULL HOME’Sの「叶えたい条件で探す」機能は、今住んでいる物件を基準にしながら、より理想に合った部屋探しを行うサービスです。
たとえば、「基本的には今の部屋で満足しているけれど、水回りだけが不満」といった場合には、「水回りを便利にしたい」を選択したうえで、現在の物件情報を入力してみてください。
すると、簡単に理想に合った物件の候補がピックアップされるのです。叶えたい条件には、ほかにも「家賃を安くしたい」「駅まで近くしたい」「楽に買い物したい」といったさまざまな項目があります。
時間がないときでもすぐに部屋探しが行えるため、活用してみましょう。
テーマごとに物件を探せる「おすすめ特集」
LIFULL HOME’Sの「賃貸物件のおすすめ特集」では、「賃料・価格」「こだわり」「設備」「広さ」「ライフスタイル」などの条件から、細かなテーマごとに物件の特集を行っています。
たとえば、「敷金礼金0(ゼロ・なし)」「おしゃれなデザイナーズマンション」「新婚・同棲にぴったり」「ペット可(相談)」など、理想の暮らしに合ったキーワードで部屋探しができるのです。
事前に優先したい条件が決まっている場合には、理想の物件に出合える近道となるので活用してみてください。
部屋探しを急いでいるときこそ事前準備と来店予約が大切
- 来店予約をしなくても不動産会社は案内してくれるが、いくつかデメリットもある
- 急いでいるときこそ、来店予約を済ませておくほうがいい
- 効率的に部屋探しをするためにも、事前に立地・家賃・間取りの3点は明確にしておく
- インターネットで物件の候補を見つけてから、内見予約まで済ませておくとスムーズ
- 部屋探しにはLIFULL HOME’Sの「叶えたい条件で探す」機能や「特集ページ」の利用が便利
からの記事と詳細 ( 【ホームズ】不動産会社への来店予約はすべき? 賃貸でのお部屋探しを急ぐ人が押さえておきたいポイント | 住まいのお役立ち情報 - LIFULL HOME'S(ライフルホームズ) )
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