
フィンランドには、高レベル放射性廃棄物(核のごみ)の最終処分場「オンカロ」が建設中だ。地下400メートル超に廃棄物を埋設する。小泉純一郎元首相は2013年にオンカロを視察し、保管期間が10万年と聞いて、原発反対になった。日本にはもちろんオンカロはないし、計画さえない。これではどうしようもない。
立憲民主党の枝野幸男代表もこのことはよくわかっている。だから「原発ゼロ」なのだ。<東日本大震災から10年 難しいからこそ進める「原発ゼロ」>
しかし、CO2(二酸化炭素)の問題がある。菅義偉首相は50年までに国内の温室効果ガスの排出を実質ゼロとする方針を表明した。今夏に改定される次期エネルギー基本計画では、この目標をふまえ、30年度の電源構成をどうするかが大問題になる。石炭火力をどうするのか、再生エネルギーをどうするのか。そして原発をどうするのか。
再生エネにリアリティーは?
CO2をゼロにするために石炭火力をゼロにする、原発もゼロにする、ならば再生エネルギーしかない。しかし、太陽光、風力、地熱、あるいは水素でどこまでできるのか。
枝野氏が「原発ゼロ」と言う時に、いまひとつリアリティーに欠けているのは、これが理由だ。今の原発反対運動がいまひとつ力がないのはこのためだ。
そして枝野氏自身も指摘するように使用済み核燃料の問題がある。青森県六ケ所村の再処理工場では、再処理を前提に各地の原発から使用済み核燃料を受け入れている。原発をゼロにして再処理をやめるならば、青森から出して各原発に返さなければならない。そんなことになれば、みな困ってしまう。
取り組まなければならない問題
私自身は最終処分場の問題がある以上、原発を続けるのは難しい、将来はなくすしかない、という立場だ。難しい問題であるためか、自民党の国会議員たちはこの問題に触れることを嫌がっている。
しかし、もうきちんと取り組まなければならない段階に来ている。私も先日、梶山弘志経済産業相に「やらなければならない」と伝えた。
みなさんは枝野氏の「原発ゼロ」は可能だと思いますか。ご意見をよろしくお願いします。
からの記事と詳細 ( <ご意見募集>田原総一朗さんが問う 枝野氏の「原発ゼロ」は可能か | 田原総一朗さんのよびかけ | 田原総一朗 - 毎日新聞 )
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