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Wednesday, April 29, 2020

メールはもはや限界…テレワーク時代の「新標準コミュニケーションツール」は企業に何もたらすか? - 日経 xTECH Active

 新型コロナウイルスのパンデミックにより、すでに多くの企業が在宅勤務に切り替えている。しかし、テレワークで仕事をする環境が十分でないために、業務が回らないと悩む企業は少なくない。特にテレワークの連絡手段がメールと電話だけという企業では、ミスコミュニケーションが頻発するなどの混乱も生じている。そんな課題を抱える企業は、どのようにしてこの難局を乗り切ればよいのだろうか。

Slack Japan 株式会社
日本法人代表
佐々木 聖治氏

 新型コロナウイルス感染症の拡大防止に向けた「緊急事態宣言」が4月7日に発令されて以降、国や都道府県はすべての企業に対し、在宅勤務の徹底を強く要請している。ところが要請を受けて在宅勤務に切り替えたものの、テレワーク環境が整備できていないために業務が回らないという企業もあるようだ。とりわけテレワークの連絡手段はメールと電話が中心という企業は、リアルタイムの双方向コミュニケーションが難しくコミュニケーションの遅延やミスが生じやすい。

 このような課題を解決するために、映像による多人数同時コミュニケーションが可能なWeb会議システムを急いで導入した企業もある。しかしそれだけでは、課題解決としては不十分だ。リアルタイムの双方向コミュニケーションがとれるようになったとしても、実際に仕事で使う情報共有の方法に問題があれば業務はうまく回らない。例えば、メールを使用していても、どれが最新の情報なのかわからなくなったり、更新された情報を見逃したりするケースも多い。また会社やチームが目指す方向性を調整・共有したくても、メールの文面だけでは伝わりにくい。これでは業務を滞りなく遂行することは難しい。

 対面によるコミュニケーションができないテレワークにおいては、こうした課題を解決しなければならない。とはいえ、在宅勤務の導入が待ったなしの今の状況ではソリューションの選定や導入に時間をかけられない。そこで、誰でも手軽に利用でき、しかもチームワークを向上できるビジネスツールが今こそ真価を発揮する。

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