新型コロナウイルスの電子顕微鏡画像（NIAID）
感染が拡大する新型コロナウイルスをめぐって、政府に「緊急事態宣言」を求める声が日増しに強まるなか、厚生労働省の専門家会議は1日、「オーバーシュートは、累計患者数が2〜3日で倍増する状態が続くことだ」として、東京都の現状について「一過性のものかどうか継続して注視しなければならない」と述べた。
新型コロナウイルス感染症対策専門家会議は1日の会見で、「欧米のような爆発的感染は、累計患者数が2〜3日で倍増する傾向が継続した場合」だと定義。
そのうえで、連日患者が増加している東京都については、「患者数は2.5日毎に倍増しているが、院内感染や感染経路がたどれる患者が多く、一過性の現象かどうか、今後の動向を注視しなければならない」として、現時点ではオーバーシュートは起きていないと言う見解を示した。
一方、懸念される医療崩壊については「オーバーシュートと同時に起こると言うのは誤解で、オーバーシュートが起こる前に臨床現場では機能不全が起こる」と述べて、いわゆる「コロナ疲れ」と言われるように市民の間で警戒感がゆるんでいることに対して、意識や行動を見直すよう呼びかけた。
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April 01, 2020 at 05:08PM
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新型コロナ「医療崩壊はオーバーシュート前に起こる」専門家会議が警鐘 - ハザードラボ
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