インファンティノ会長、現状の日程再編を検討か 「私たちは自問自答する必要がある」
国際サッカー連盟(FIFA)のジャンニ・インファンティノ会長は、感染拡大の様相を呈している新型コロナウイルスの問題に加え、国際Aマッチデーの日程について「再考すべき時期にきている」と話した。イタリアのサッカー専門サイト「トゥットメルカートウェブ・コム」が報じている。
インファンティノ会長は新型コロナウイルスの感染拡大について、「重要な決断をしなければならない人たちがいる。リーグを運営する立場は常にその責任がある。各国の政治的な当局の指示に従わなくてはならないが、パニックには陥らないでもらいたい」と、それぞれの国の事情に応じた対応を求めるにとどめた。
Jリーグでは3月15日までの公式戦すべてに延期措置を取っているが、村井満チェアマンが日本ではインファンティノ会長の語る「重要な決断をしなければならない」存在だった。
一方で、3月には各国の代表チームが活動する国際Aマッチデーがある。日本代表に関してはワールドカップ(W杯)アジア2次予選の開催が不透明だが、そうした新型コロナウイルスの感染拡大を別にして、インファンティノ会長は日程再編の必要性を話した。
「国際試合のスケジュールについて再考すべき時期にきている。私たちは自問自答する必要がある。おそらく過去数年間、それを避けてきた。サッカー選手は年間に何試合プレーできるのか。どのような大会が必要か。選手たちが世界の一部地域でプレーしすぎて、他の地域で少なすぎるのか。多くの問題がある。そして、私たちはサッカーが躍動するための中心であるファンを考慮する必要がある。私たちは彼らのために働き、彼らが本当に見たいものを提供しなければならない」
インファンティノ会長はW杯本大会を48カ国で開催する決定を行い、クラブワールドカップの24チームへの拡大など、FIFA主催試合や事業を拡大する政策を取ってきた。一方でこうした発言を行うのは、クラブチームの試合数増加を改革のターゲットとする腹積もりなのだろうか。今後もFIFAと欧州ビッグクラブを中心としたグループとの主導権争いは、さらに激しくなりそうな気配だ。
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March 04, 2020 at 07:30AM
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FIFA会長、国際Aマッチ日程の見直しに言及 「再考すべき時期にきている」 - Football ZONE web
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